ボタニカルキャンドルの作り方|材料・安全な手順と花材の選び方

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飾り方・楽しみ方

花材を使ったボタニカルキャンドル

草花やハーブを閉じ込めたボタニカルキャンドルは、火をともす前からインテリアとして楽しめる人気のクラフトです。市販のロウソクを使えば、材料を一からそろえなくても手軽に挑戦できます。

ただし、キャンドルは小さくても火を使う道具です。特にドライフラワーやハーブは乾いていて燃えやすいため、見た目だけで花材を詰め込みすぎると危険につながります。この記事では、初心者向けの作り方に加えて、花材の選び方、火気の注意、火を使わず花を飾る選択肢までまとめます。

ボタニカルキャンドルとは

ボタニカルキャンドルとは、ろうやジェルの中にドライフラワー、押し花、ハーブ、木の実、ドライフルーツなどの植物素材を取り入れたキャンドルです。透明感のあるジェルタイプ、白いワックスに花材を見せるタイプ、外側だけに押し花を貼るタイプなど、仕上がりの雰囲気はさまざまです。

魅力は、花材の色や形をそのままデザインに使えること。春はミモザやかすみ草、夏はラベンダーやユーカリ、秋冬は木の実やシナモンなど、季節感を出しやすいのも楽しいところです。

一方で、植物素材は燃えやすいものが多く、火をつけるキャンドルに向かない配置もあります。たくさんの花材を見せたい場合は、灯すためのキャンドルではなく、飾るためのキャンドルとして作る判断も大切です。

作る前に決めたいこと

作り始める前に、まず「実際に火をともすのか」「飾って楽しむだけにするのか」を決めましょう。ここを曖昧にすると、花材の量や置き方を間違えやすくなります。

火をともす場合

芯の近く、炎が届く範囲、溶けたろうが流れ込む場所に花材を置かないことが基本です。ドライフラワー、葉、ハーブ、リボン、紙タグなどは炎が近づくと燃える可能性があります。火をともす前提なら、装飾は控えめにし、芯の周囲をすっきり空けてください。

飾って楽しむ場合

花材を多めに入れたい、外から見えるように配置したい、香りや色を自由に楽しみたい場合は、飾る専用にするほうが安心です。LEDキャンドルと組み合わせる、ガラス容器の中で花材と一緒に飾る、火を使わないアロマワックスサシェにする、といった方法もあります。ワックスクラフトを楽しみたい方は、アロマワックスサシェの作り方も参考になります。

材料と道具

基本の材料は、ロウソクまたはキャンドル用ワックス、芯、耐熱容器、花材です。市販の白いロウソクを使う場合は、溶かして芯を取り出し、新しい容器に流し込むだけでもリメイクできます。

用意するもの

  • 市販のロウソク、またはキャンドル用ワックス
  • キャンドル芯
  • 耐熱ガラス容器、金属缶、シリコンモールドなど
  • ドライフラワー、押し花、ドライハーブ、木の実
  • 湯せん用の鍋と耐熱カップ
  • 割り箸、ピンセット、はさみ
  • 必要に応じてキャンドル用の香料や着色料

花材は、できるだけよく乾燥したものを少量使います。水分の多い生花をそのまま入れると、仕上がりの劣化、気泡、カビ、加熱時のはねにつながることがあります。ドライフラワーを使うときは、湿気や直射日光を避ける基本も大切です。詳しくはドライフラワーの作り方と飾り方をご覧ください。

基本の作り方

1. 容器を決め、芯を中央に固定する

耐熱容器の中央に芯を置き、割り箸などでまっすぐ立つように固定します。容器は必ず耐熱性のあるものを使い、ひび割れや欠けがあるものは避けましょう。

2. ロウソクを湯せんでゆっくり溶かす

ロウソクを細かく折り、耐熱カップに入れて湯せんで溶かします。直火で強く加熱すると危険なので、火加減は弱めにします。溶かしている間はその場を離れないでください。

3. ろうを少し流し、花材の位置を決める

容器の底に少量のろうを流し、固まり始める前に花材の位置を整えます。火をともす予定がある場合は、花材を容器の外側に寄せ、芯の周囲には置かないようにします。

4. 残りのろうを流し、静かに冷ます

残りのろうをゆっくり流し入れます。勢いよく注ぐと気泡が入りやすく、花材も動きます。完全に冷めて固まるまで、平らな場所で触らずに待ちましょう。

5. 芯を整えて完成

固まったら芯を短く整えます。火をともす場合は、最初に短時間だけ試し、炎が大きくなりすぎないか、花材に近づいていないか、煙や異臭が出ていないかを確認してください。異常がある場合は使用を中止します。

市販のロウソクで作る簡単アレンジ

押し花を外側に添えるキャンドル

白いロウソクの外側に押し花を添え、溶かしたろうを薄く塗って固定する方法です。花材が炎に近づくと危険なので、火をともす場合は上部や芯の周辺を避け、低い位置に控えめに配置します。花をたくさん見せたい場合は、飾る専用として楽しみましょう。

ドライハーブを少量入れるリメイクキャンドル

ロウソクを溶かし、ラベンダーやローズマリーなどのドライハーブを少量だけ入れるアレンジです。ハーブを入れすぎると燃焼中に炎が乱れたり、煙が出たりしやすくなります。香りを足す場合も、キャンドル用の香料を少量から使いましょう。

LEDキャンドルと花材を合わせる飾り方

火を使わず、LEDキャンドルをガラス容器に入れ、その周りにドライフラワーや木の実を飾る方法です。小さなお子さまやペットがいる部屋、寝室、店舗の長時間ディスプレイでは、このような火を使わない飾り方が向いています。

季節別のおすすめ花材

季節の花材を選ぶと、同じ作り方でも印象が変わります。花材は必ず乾燥させ、燃焼部分から離すことを前提に選びましょう。

かすみ草、ミモザ、スターチス、淡い色の押し花が春らしい雰囲気に合います。明るい黄色や白を使うと、軽やかな印象になります。

ラベンダー、ユーカリ、ローズマリー、ブルー系の小花がおすすめです。涼しげに見せたい場合は、花材を入れすぎず、余白を残すと上品にまとまります。夏の手作りインテリアなら、サマーリースの作り方も相性のよいテーマです。

木の実、ドライベリー、オレンジ系の葉、ブラウンの草花を使うと落ち着いた雰囲気になります。木の実は見た目がかわいい反面、炎に近いと危険なので、飾る専用にするのもよい選択です。

シナモン、スターアニス、コットン、針葉樹風のグリーンなどが冬らしい素材です。乾いた枝葉やスパイスは燃えやすいため、火をともすキャンドルではなく、LEDキャンドルや置き飾りとして使うほうが安心です。

失敗しにくいコツ

花材は少なめから始める

初心者ほど、花材をたくさん入れたくなります。しかし、入れすぎると気泡が入りやすく、固まったあとに花材が浮いたり、燃焼時の不安も増えたりします。最初は外側に数点見せるくらいから始めましょう。

色数を絞る

花材の色が多すぎると、せっかくの透明感やナチュラル感が弱くなります。白、グリーン、ラベンダーなど、主役の色を一つ決めるとまとまりやすくなります。

香りは強くしすぎない

香りのよいキャンドルは魅力的ですが、強すぎる香りは使う場所を選びます。贈り物や共用スペース用なら、香りは控えめ、または無香料でも十分です。香りに敏感な方がいる場所では、無理に香りを足さないほうがよいでしょう。

安全に楽しむための注意点

キャンドルの安全情報では、火をつけたまま離れないこと、燃えやすいものから離すこと、子どもやペットの手が届かない場所で使うことが基本とされています。ボタニカルキャンドルは花材を使う分、通常のキャンドルより慎重に扱いましょう。

  • 火をともしたキャンドルを無人にしない。
  • カーテン、紙、リボン、ドライフラワー、木製品の近くで使わない。
  • 香りや煙がこもらないよう、換気のよい場所で短時間ずつ使う。
  • 風が当たる場所、エアコンの風下、窓際で使わない。
  • 不安定な棚、布の上、熱に弱い家具の上に置かない。
  • 就寝前、外出前、長時間席を外す前には必ず消す。
  • 炎が大きい、煙が多い、花材に火が近い、容器に異常がある場合は使わない。

インテリアとして楽しみたいだけなら、火を使わない飾り方を選ぶのも立派な判断です。キャンドルウォーマーのように炎を使わない道具もありますが、熱は発生します。周囲に置く素材、使用時間、置き場所には引き続き注意しましょう。

火を使わず花を飾りたい方へ

ボタニカルキャンドルは手作りの時間も楽しいクラフトです。一方で、ギフトや毎日のインテリアとして花を長く飾りたい場合は、火を使わないプリザーブドフラワーも候補になります。水やり不要で飾りやすく、直射日光や湿気、火気を避ければ、花の表情を長く楽しめます。

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プリザーブドフラワーを飾るときも、キャンドルや暖房器具の近く、直射日光、高温多湿、水濡れは避けてください。扱い方はプリザーブドフラワーの保存方法で詳しく紹介しています。

ボタニカルキャンドルFAQ

ボタニカルキャンドルは実際に火をつけても大丈夫ですか?

火をつけること自体は可能な作り方もありますが、花材の量や位置によって危険性が変わります。芯の周囲にドライフラワーやハーブを置かず、燃えやすい素材が炎に近づかないようにしてください。不安がある場合は、飾る専用にしましょう。

生花をそのまま入れてもよいですか?

おすすめしません。生花は水分が多く、ろうの中で劣化したり、気泡やカビの原因になったりすることがあります。押し花やドライフラワーなど、よく乾燥した花材を少量使うほうが扱いやすいです。

香りづけにアロマオイルを入れてもよいですか?

キャンドル用として使える香料を、少量から使うのが基本です。一般的な精油や香料を自己判断で多く入れると、燃え方や香りの強さに影響することがあります。香りに敏感な方がいる場所では無香料も選択肢です。

プレゼントにする場合の注意点はありますか?

火を使うものを贈る場合は、相手の暮らしに合うかを考えましょう。小さなお子さまやペットがいる家庭、寝室で使う予定がある方には、LEDキャンドル、ワックスサシェ、プリザーブドフラワーなど、火を使わない花飾りのほうが向くこともあります。

まとめ

ボタニカルキャンドルは、市販のロウソクでも挑戦しやすく、季節の花材を楽しめるクラフトです。きれいに仕上げるコツは、花材を少なめにし、色数を絞り、芯の周囲に余白を残すこと。そして何より、火を使う道具として安全を優先することです。

手作りを楽しむ日はキャンドル、日々の暮らしに花を飾りたい日は火を使わない花ギフト。目的に合わせて選ぶと、花のある時間をより安心して楽しめます。

参考にした主な情報