大輪のバラなど花にボリュームのあるものは、クリスクロスメソードを使います。
バラの茎のつけね、子房部分にサイドからワイヤーを挿し通します。
ワイヤーをニッパーなどで斜めに切って、針状にしてから挿すと通しやすくなります。挿した後、回しながら通すとうまくいきます。
ワイヤーが通った後、ワイヤーを押し込んで通すのではなく、バラを持ち替えて引き抜くようにします。
写真は右手でワイヤーを引いているところです。
二本目のワイヤーも同様に先端を尖らせて、ちょうど十字になるように通します。
先程と同じように持ち替えて引き抜きます。
生花ではそれ程心配することはありませんが、プリザーブドフラワーの茎の部分は乾燥していますので、ここを慎重にやらないと茎が割れてしまいます。
こんな感じでクロスさせます。
二本のワイヤーが触らないように、数ミリずらした場所に挿しましょう。
次にワイヤーを折り込みます。
二本のワイヤーを中心でまとめます。
できあがりです。
この後、フローラルテープを巻いていきます。
または、中心にまとめたワイヤーのうちの一本で残りの三本のワイヤーをくるくるまとめて強度を出したりします。