はな物語のとなり町の幸手市にある桜の名所「権現堂」。
ここでは春は桜と菜の花、夏はあじさい、秋は曼珠沙華、年始は水仙と季節折々のお花が楽しめます。
昔は桜だけ花見できる場所でしたが、観光のためにいろいろなお花を植えて管理するようになり、年々素晴らしい公園になりました。
この日もたくさんの方々が、このエキゾチックな印象もある真っ赤なお花を観賞に訪れていました。
公園としても整備されて、約1.5キロに渡る堤に沿って遊歩道があります。
散歩をするだけでも気持ちがいい環境が整っています。
曼珠沙華を撮るためにたくさんのアマチュアカメラマンがファインダーを覗く中、一風変わった集団もあちらこちらに。
どうやら曼珠沙華が重要なアイテムになっているアニメがあるようで、コスプレイヤーのみなさんが、この独特な雰囲気の花の群生地を求めていらっしゃるようです。
一見異様な雰囲気でもありますが、みなさんベストショットを求めて真剣なご様子。微笑ましくも感じました。
数は多くありませんが、白の曼珠沙華も咲いています。
本日のベストショット。
いい感じで背景がボケてくれました。
一輪一輪はそれ程大きなお花ではないのですが、まとまるとかなりの迫力です。
ピンクの曼珠沙華も一本だけありました。
100万本もあるそうですが、ぐるっと二往復しましたがこの一本しか見るけることができませんでした。
欧米では園芸品種も盛んに開発されているとのことで、黄色の品種もあるそうなのですが、今回は見当たりませんでした。
最後に曼珠沙華についてご参考まで。
全草有毒な多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につく。
道端などに群生し、9月中旬に赤い花をつけるが、稀に白いものもある。その姿は独特で、夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ30 – 50cmの枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に包に包まれた花序が一つだけ付く。包が破れると5 – 7個前後の花が顔を出す。花は短い柄があって横を向いて開き、全体としてはすべての花が輪生状に外向きに並ぶ。花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返る。
開花終了の後、晩秋に長さ30 – 50cmの線形の細い葉をロゼット状に出す。葉は深緑でつやがある。葉は冬中は姿が見られるが、翌春になると枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何も生えてこない。
欧米では園芸品種が多く開発されている。園芸品種には赤のほか白、黄色の花弁をもつものがある。
出典:Wikipedia
幸手市観光協会では10月5日まで曼珠沙華祭りを開催しているそうなので、お近くの方はこの独特の雰囲気を味わいに行かれてもよろしいかと思います。
幸手市観光協会 曼珠沙華祭り