ヴェルディッシモはフランスのメーカーで、花の生産はエクアドルなどで行われています。
1988年にイタリアのプリザーブド加工会社のフランスでの総代理店として会社を設立。
1991年にはプロヴァンスに新工場を、ヨーロッパにおける販売網を確立した後、1995年にアメリカに子会社を設立。1996年にはエクアドルにてバラの生産を開始し、メーカーとして本格的な生産体制を整えています。
エクアドルは一年中温暖で「永遠の春」とも言われています。そんな快適な環境で育った様々な品種、色のバラを加工の原材料として使っています。
そして、これがヴェルディッシモの一番の特徴ですが、独自のブリーチ技術(脱色)を持っているため、どんな花色のバラでも、どんな色にも加工ができます。
ただ、これは私感ですが、このブリーチが強いため、染色も強く色移りや退色も早い印象があります。
用途によっては、めずらしい色、鮮やかな色があるというメリットもありますが、コサージュに使うなど色移りに注意が必要です。
また、長期間の観賞を予定している場合も、退色による変化を考慮する必要があります。
グリーンやリーフの加工も得意で、数多くの種類があります。
色の特徴は日本人向きというよりは、ヨーロッパやラテン系の派手な印象です。はな物語ではあまり使用しておりませんが、それぞれの花材に向き不向きがあって、プリザーブドフラワーはいろいろな発展が期待できます。