普段使いからフォーマルまで使える バラのコサージュの作り方紹介

コサージュはファッションに華を添えてくれる心強いアイテムですよね。特にバラのコサージュは他の花に比べても一段と華やかさがあります。

ただ、市販のコサージュでは手持ちのお洋服に合うものがない、求める色やサイズがないという人も多いようです。市販のものは似たり寄ったりのデザインで選択肢が少ない、という面があるかもしれません。

それなら、自分が探し求めるコサージュを自宅で手作りしてみませんか?
形状を見ると難しく感じるかもしれませんが、実は簡単にできるんですよ。

この記事では、身近な材料で作れるバラのコサージュの作り方を紹介します。
バラ自体は様々な花との相性が良いのが特徴です。慣れてきたら好きな花や色と組み合わせてみるのも楽しいですよ。

布や造花、生花など様々な材料のコサージュの作り方をまとめています。フォーマルシーンに限らず、普段使いできるコサージュもありますよ。

服装やイベントに合わせて作ってみてくださいね。

1章 基本的な材料

材料は身近にあるもので十分です。この記事で紹介する作り方では、メインとなるバラの花は、布の端切れ、造花、生花を使っています。

メインのバラ以外の基本的な材料を紹介しましょう。

  • レース
  • リボン
  • 100円均一のショップで売られている造花やリース
  • ビーズやラインストーン
  • コサージュピン

工夫次第で簡単に素敵なコサージュができます。

メインの素材が決まったら、あとは道具を揃えましょう。基本的な道具は以下になります。

  • ハサミ
  • グルーガン(高熱でとけた接着剤が出てくる器具)
  • 接着剤
  • ワイヤー
  • フローラルテープ
  • キッチンペーパー

1-1、布で作る

一口に布といっても、その種類によって印象がかなり異なります。どのような種類があるのか紹介しましょう。

コットン

洋服の裾をカットしたものや手芸店で買ったハギレなどでOKです。いろいろな色を組み合わせたり、模様も楽しめますね。カジュアルな雰囲気で普段着にさりげなく付けられます。

フェルト

フェルトは色もたくさんありますから自分好みのバラの花を作ることができます。ほっこりと可愛らしく、ニットのカーディガンの胸元やウールの帽子など似合いそうです。アンティーク着物などを粋に着こなしたい人にもおすすめ。

オーガンジー

オーガンジーはふんわりと繊細なイメージ。上品でアンサンブルやワンピースにっとてもよく映えそうですね。色を変えることで雰囲気はガラリと変わり、何色でも控えめな美しさを表現してくれます。

シルク

絹で織られた高級な生地。独特の光沢となめらかな肌触りが特徴です。高級感の演出に最適でしょう。

スウェード

なめした皮の内側をけば立てた生地。鞄、手袋、靴など様々な衣類、装飾類に使われています。革製品なので厚みがあり、どちらかというと冬を連想する素材感です。

1-2、造花で作る

造花は100円均一のショップで売られている安価なものから、専門店で売られている高価なものまであります。

また、季節を問わず様々な花がいつでも手に入るのも魅力。生花店に並んでいる花よりも多く種類を取り揃えているショップもあります。自分の好きな花が生花店にない時は、造花で代用するといいですね。

1-3、生花で作る

生花のコサージュはゴージャス感が出ます。生花のバラのコサージュは、とっておきのイベントでつけたいところ。

バラ1個でもインパクトはありますが、せっかくなので数本を束ねたコサージュにしてみましょう。

同じ色を数本組み合わせると、落ち着いた印象になります。一方、違う色を組み合わせると華やかさがアップしますよ。

色選びも重要です。淡いピンクや白でまとめると清楚なイメージに仕上がります。また、赤とピンクだとキュートな印象になり、黄色を使えば明るいイメージになります。

また、バラは他の花とも相性が抜群なのも高ポイント。慣れてきたら様々な花と組み合わせてみてくださいね。

2章 布で作ってみよう

布で作る場合は、布の素材をしっかり選ぶのがポイント。高級感を演出するならシルク、日常的に使えるコサージュにするならフェルトやコットンが普段着との馴染みもいいですよ。

2-1、布

柔らかい布は扱いやすいので、コサージュ作りが初めての人におすすめです。

【材料】

  • 布(幅約5cm)… 30cm
  • 糸(布と同系統色)
  • コサージュピン… 1個

【作り方】

1、布を置き、約6cmの等間隔に小さな切り込みを入れる。

2、布の上下の端を切り込みに入れる(ねじりこんにゃくの要領)。

3、形を整えながら、端からくるくると巻いていく。

4、巻き終わったら下の部分を糸で縫い付け固定する。

5、グルーガンでコサージュピンにつけて完成。

2-2、レース

レースでもくるくる巻くだけでロマンチックな雰囲気のバラのコサージュができます。

【材料】

  • レース(花の大きさによって長さを調節してください。小さめなら20cmくらい)
  • 飾り用の細いレース… 3本(柄、長さは好みで)
  • 糸(レースと同系色)
  • コサージュピン… 1個

【作り方】

1、レースの端を少し折り返し、等間隔で縫う。縫い目は大きめで。

2、縫い終わったら糸を引っ張り、縫い始めの部分が中心になるように形を整えながら巻く。

3、縫い終わりの部分も折り返して縫う。

4、形を固定するために、花首(花びらの下のふくらんだ部分)を四方から糸でしっかり縫い、玉どめする。

5、花びらの裏にグルーガンで飾り用のレースをつけて垂らす。

6、グルーガンでコサージュピンにつけて完成。

3章 造花で作る

造花のバラを使えばもっと手ごろにコサージュが作れますよ。

造花と聞くと、見た目が「いかにも造花」で見劣りしてしまうと思う人もるかもしれませんね。でも、最近の造花は生花と見間違えるほど精巧に作られたものも多くあるんですよ。

3-1、シンプル

チュール布も使った、かわいらしいコサージュです。チュール布とは、バレリーナのチュチュにも使われている、網目状の布のこと。小さいお子さんにつけてあげると、喜ばれそうですね。

【材料】

  • 造花… 薄いオレンジやピンクなど
  • パールビーズ… 大1つ
  • チュール布
  • 細めのリボン(アイボリーとペールグリーンなど)
  • コサージュピン… 1個

【作り方】

1、造花の花と茎を切り離す。

2、茎の根本を平らになるように切る。

3、造花の真ん中にパールビーズを接着剤かグルーガンでつける。

4、チュール布とリボンをグルーガンで花びらの裏に付ける。

5、コサージュピンにグルーガンでつけて完成。

3-2、ゴージャス

バラの花とボリューム感のあるアジサイを合わせれば、インパクトも抜群です。シルクのリボンを使えば、高級感もアップ。

【材料】

  • 造花… 青いバラ3本、薄い青のアジサイ1本、かすみ草1本、大きめのグリーン
  • パールビーズ… 大3つ
  • ブルーのシルクのリボン
  • コサージュピン… 1個

【作り方】

1、バラの造花の花と茎切り離す。

2、アジサイは小房を適量に取り分ける。

3、アジサイとかすみ草、グリーンの茎を2~3cm程度の長さに切る。

4、パールビーズをバラの花の中心につける。

5、3本のバラとアジサイ、かすみ草、大きめのグリーンをフローラルテープで束ねる。

6、ブルーのリボンを結び、リボンの内側をグルーガンで固定。

7、グルーガンでコサージュピンにつけて完成。

4章 生花で作る

生花で作る場合は、作り始める1~2時間前に花を水揚げします。水揚げとは、水の中で茎を切り、水を吸収させる作業のことです。

少しでも長くコサージュにしたバラの良い状態を保つために、水揚げはしっかり行いましょう。

4-1、シンプル

シンプルなコサージュを作る場合は、淡く落ち着いた色を使うのがポイント。

【材料】

  • 生花… ピンク2本,白1本、かすみ草1本
  • コサージュピン… 1本

【作り方】

1、花の茎を2~3cm程度の長さに切る。

2、花首(花びらの下のふっくらした部分)にワイヤーを刺して曲げねじって茎に巻き付ける。

3、かすみ草も枝分かれしている部分にワイヤーを貫通させる。左右から出ているワイヤーを茎に巻き付ける。

4、水で濡らしたキッチンペーパーをバラとかすみ草の茎の切り口に巻き付ける。

5、バラとかすみ草をフローラルテープで束ねる。

6、グルーガンでコサージュピンにつけて完成。

4-2、ゴージャス

パールやリボンなどの装飾品などを付けたりすると◎。

【材料】

  • 生花… 小さめの赤いバラ5本、かすみ草1本、バラの葉
  • アイボリーのシルクリボン
  • 5~10連のパール… 2本(長さに差があるほうがいいです)
  • コサージュピン… 1個

【作り方】

1、バラとカスミソウの茎を2~3cm程度の長さに切る。バラの枝についている葉は捨てずに、4~5枚とっておく。

2、バラの花首(花びらの下のふっくらした部分)にワイヤーを貫通させる。左右から出ているワイヤーを茎に巻き付ける。

3、かすみ草は枝分かれしている部分にワイヤーを貫通させる。ワイヤーを曲げて、茎に巻き付ける。

4、水で濡らしたキッチンペーパーをバラとかすみ草の茎の切り口に巻き付けます。

5、バラとかすみ草とバラの葉をフローラルテープで束ね整える。

6、葉の裏にパールをグルーガンでつけ垂らす。

7、リボンを結びグルーガンでくっつける。

8、グルーガンでコサージュピンにつけて完成。

5章 最後に

バラのコサージュの作り方を紹介しました。参考になりましたか?

布、生花、造花など、どれを使うかによってもデザインや雰囲気が変わるのが面白いですよね。
特に布は季節によって、質感にも気をつけたいところ。

例えば、夏につけるなら分厚いフェルト生地のコサージュをつけるより、サテンなど軽くて薄い生地の方がいいでしょう。そんなことを考えながら材料選びをすると、より楽しめます。

また、バラは色の種類が豊富な花なので、服装に合わせて数種類作ってみるのもいいですよ。

いろいろな素材を使って、ファッションに華を添えるバラのコサージュ作りにチャレンジしてみてくださいね。

提供・はな物語

こちらの記事は、プリザーブドフラワー専門店・はな物語の提供でお送りしました。

記事の内容は参考になりましたか?
バラのコサージュの作り方調べの一助になれば幸いです。

メインのバラの材料にはプリザーブドフラワーもおすすめです。
生花を特殊な液体で加工した花で、美しい色合いが長く楽しめます。

ぜひ、サイトもご覧になってみてくださいね。
プリザーブドフラワーで伝えるあなたの気持ち はな物語