コサージュの髪飾り 「簡単・可愛い・すぐできる」作り方を紹介
イベントや晴れの舞台、またはおしゃれのアクセントに花のコサージュを髪飾りにするととても素敵ですよね。他にアクセサリーをつけなくてもインパクトは十分です。
でもイベントによって服装は変わるので、それに合わせてコサージュも変えたいところ。
例えば、和装なら和のイメージがある椿や桜が合います。
浴衣なら夏という季節を象徴したひまわりのコサージュなどもいいですね。
お子さんの七五三などに手作りのコサージュをつけてあげれば、より思い出深くなりますよ。
この記事では、そんな髪飾り用のコサージュの簡単な手作りの方法をご紹介していきます。基本的に材料を切って接着剤でくっ付けていくだけなので、初めて作る人でも気軽にできます。
イベントや服装に合ったコサージュを作ってみてくださいね。
目次
1章 基本的な材料
最初に必要な材料や道具をみてみましょう。
【材料】
- 布
- レース
- コサージュピンやコームなどの留め具
【道具】
- ハサミ
- グルーガン(熱でとかした接着剤が出てくる機器)
グルーガンはふつうの接着剤でも代用できますよ。
また、上記の材料にプラスして装飾用のラインストーンやビーズ、リボンなどがあれば一層華やかに!
布やレースもハギレでOKですからお金をかけずに素敵なコサージュを作ることができます。ぜひ手作りにトライしてみてくださいね。
2章 コサージュの髪飾りを作ってみよう
おめでたい席やちょっとおしゃれをしたい時、髪にコサージュをつけると印象がグっと華やぎますよね。和服と洋服、それぞれに合うコサージュの作り方をご紹介します。簡単にできますから、合わせる服装や場面に合わせて作ってみてくださいね。
2-1、着物につけるコサージュ
卒業式や成人式など和服を着る時の髪飾りを、ヘアクリップを使って作る方法をご紹介します。着物を着る時の髪飾りに使う造花は、椿や梅、ダリアなど、和をイメージがある花がおすすめ。
大きめの花を一輪使うとインパクトもありますし、少女のような可愛らしさも演出できます。
簡単に作れますし、髪につける時も自分で位置などを直しやすいです。ヘアクリップよりも大きな造花を使えばクリップが目立ちません。
大きい花のコサージュ
ヘアクリップを使った一番簡単なコサージュです。
ヘアクリップとは、蝶番が着いていて、2つの部品で髪を挟み込む髪留めのこと。上下にしっかり髪をはさむので、崩れにくいのも高メリットです。
しかもこれ1つでたくさんのアレンジが可能なので、数個持っている女性も多いでしょう。
サイズはたくさんあるので、つけたい花の大きさいに合わせて選んでくださいね。
【材料】
- 造花(針金入り)… 1個(椿、ダリアなど大ぶりの花)
- ヘアクリップ… 1個
【作り方】
1、造花の茎(針金)の部分を残し余分な葉っぱを切る。
2、髪をはさんだ際、上にくるヘアクリップに針金をしっかりと巻き付けていく。
3、花がクリップにしっかりと固定できれば完成。
小さな花のコサージュ
桜、梅、金木犀など小さめの花で作るコサージュです。土台となるヘアクリップが見えないよう、バランスよく花をつけるのがポイント。
【材料】
- 造花… 5本くらい
- パールビーズ… 造花と同じ数
- ヘアクリップ… 1個
- グルーガン
- ワイヤー
- フラワーテープ
【作り方】
1、造花を花と茎に切り離す。
2、ワイヤーをパールビーズに通す。ビーズの左右の穴から出ているワイヤーを、ねじって。
3、花の中心部分に穴を開け、パールがついて1本の状態になっているワイヤーを通す。
4、3本の花をフラワーテープで束ねる。
5、ヘアクリップにまきつけて完成
2-2、浴衣につけるコサージュ
浴衣につける髪飾りも大きくて立体的な花を使うと可愛らしいですね。クリップ付きのコサージュピンに接着するだけの簡単さです。
クリップ付きコサージュピンとは、花やビーズなどを付ける土台がついている手芸用のヘアピンのこと。その土台に造花などを接着していけば、簡単にコサージュを作れます。
夏に映えるネオンカラーのダリアや太陽のようなひまわりもステキですね。
【材料】
- クリップ付きコサージュピン… 1個
- 造花… コサージュピンの土台につけられる量
- パールビーズや半球パールなど… コサージュピンの土台につけられる量
【作り方】
1、造花の花と茎を切り離す。
2、クリップ付きコサージュピンにグルーガンでくっつける。
3、パールビーズや半球パールをボンドで花びらにちりばめるようにつけて完成。
2-3、結婚式につけるコサージュ
結婚式では、髪に花をつけるのは花嫁の特権とされていますから、本来コサージュも髪につけるのは避けたほうが良いものです。
ただ、どうしても髪につけたいという方は、主役である花嫁より目立たないような小さなコサージュを作ってみましょう。
ベージュやネイビーなどのチュールや花が品が良いですね。パールを使えば華やかさも演出できます。
ただし、白は花嫁の色などで避けましょう。
サテンリボンで作るコサージュ
【材料】
- 土台つきへアクリップ… 1個
- サテンのリボン… 長さは花の大きさで調整する
- パールビーズ(大)… 1個
- フェルト
- 糸
土台つきヘアクリップとは、手芸用ヘアクリップのこと。ヘアクリップに造花やビーズを接着するための土台がついています。その土台に造花などをつけることで簡単にコサージュができるのです。
【作り方】
1、リボンの切り口を、表を外側にして半分に折る。
2、端を合わせ波縫いで縫っていく。
3、糸を引きながらヒダを寄せていく。
4、最後まで縫い終わったら強く糸を引く。リボンはヒダ状で、髪を束ねるシュシュのような状態になっている。
5、縫い合わせた部分に接着剤をつける。縫い目が内側になるようにして、円形状にクルクルと巻いていく。
6、巻き終わったら、端を裏側(コサージュの底)にもってきてグルーガンでくっつける。
7、フェルトや余り布を、コサージュよりもやや小さめに丸く切る。端に覆いかぶせるようにして底に接着する。
8、表の花びらの中心にグルーガンでパールビーズをくっつける。
9、グルーガンで ヘアクリップにつけて完成。
2-4、入学式、卒業式でつけるコサージュ
入学式や卒業式へ出席する時はお母さんの上品さを引き立たせる髪飾りにしたいですね。
ネイビーのスーツなら、コサージュの花もネイビーや薄いブルーが合います。
小房に分けられる造花を使ってUピンで作ってみます。Uピンとは文字通りアルファベットのUの形をしたヘアピンです。
お団子ヘアにするときに使われることが多く、髪をはさんだ後にピンをねじって固定するため、安定感が強化されるのが特徴です。
小房の花とは、小さな花が1本の枝や茎に密集して生えている花のこと。サラサウツギ、イングリッシュローズ、勿忘草などがそうです。
【材料】
- 造花… 小房の花
- Uピン… 1個
- ワイヤー
- フローラルテープ
【作り方】
1、造花の茎部分を切り離す。
2、小房が付いた茎の部分にワイヤーを通してU字に曲げる。
3、ワイヤーの片側をもう片側にしっかり巻き付け、1本にまとめる。長さをUピンの半分にカット。
4、ワイヤーにフローラルテープを巻き付ける。
5、4をUピンにフローラルテープでしっかりと付けて完成。髪につける際は、Uピンで髪をはさみ、ねじって固定する。
2-5、子どもにつけるコサージュ
色とりどりのお花をふんだんに使った愛らしいコサージュが似合うのは子供の特権かもしれませんね。せっかくオシャレをするときはぜひ髪飾りもラブリーなものにしてあげてくださいね。
また、高温になるグルーガンではなく、強力な接着剤を利用すれば子供でも作ることのできるので親子で作ってみましょう!
花冠のコサージュ
人気の花冠をイメージしたコサージュを作ってみませんか?カチューシャに造花を接着するだけなので、とっても簡単に可愛らしい花冠風コサージュができますよ。
ピンクや白のバラを使うとロマンチックな乙女風になります。
ここでは高温の接着剤が出るグルーガンではなく、通常の接着剤を使うので、小さいお子さんと一緒に作ってもいいですね。
ただし、使う造花が大きいと接着剤では安定しないかもしれません。その際はグルーガンで接着することをおすすめします。お子さんが触らないように気をつけましょう。
【材料】
- カチューシャ… 1個
- 造花… カチューシャを埋められる量
- 接着剤
【作り方】
1、造花の花と茎を切り離す。茎についている葉も切り落とす。
2、接着剤でカチューシャに花をつける。カチューシャの両端3~4cmを残してつけていく。
3、隙間を埋めるように接着剤で葉をつけて完成。
3章 最後に
簡単に作れるコサージュの髪飾りの作り方を紹介しました。参考になりましたか?
卒業式や七五三などの記念日に、手作りの髪飾りをつけることができたら良い思い出になりますよね。
また、記念日ではなくても、小ぶりのコサージュなら帽子やバッグにつけてもおしゃれですよね。
ここで紹介したコサージュは、ほとんどの材料を100円均一のショップで買えます。
しかも、基本的には切って貼るだけですから、すぐにできます。
自分の好きな花や色でいろんなアレンジを楽しんでみてくださいね。
提供・はな物語
こちらの記事は、プリザーブドフラワー専門店・はな物語の提供でお送りしました。
記事の内容は参考になりましたか?
髪飾りになるコサージュの作り方の参考になれば幸いです。
もし、材料に花をお考えでしたらプリザーブドフラワーもおすすめです。特殊な液体で加工された生花は、美しい姿を長くとどめます。