父の日の由来 黄色いバラを贈る理由とは?

作成日:2016.05.12

最終更新日:2016年5月12日

カテゴリー:花と草木のお役立ち情報

母の日に比べると少し地味な父の日。何月にあるのかも覚えていない、という人もいるでしょう。母の日はちゃんとお祝いするのに父の日は何もしない、というのもありがちなケース。

確かに、母の日はカーネーションという花が定着していて、時期になると街中で大々的に宣伝されています。

一方、父の日の花をすぐに思い出せる人は多くないかもしれません。イベントとして、いまいち盛り上がりに欠けている印象があるのは事実。

父の日が正式に制定されたのは1970年代のアメリカです。一方、母の日が制定されたのは1914年。母の日から50年以上後に制定されたため、定着が遅れているのも無理はないかもしれませんね。この記事では、そんな父の日の由来を紹介しましょう。

父の日誕生のきっかけは、「お父さんへの感謝を示す日を作りたい」と考えたある女性の提唱から始まっています。

父の日は、母の日と同じようにお父さんに感謝をする日。お父さんの笑顔が光る1日にしたいですね。

1章 アメリカからやってきた!父の日の由来


父の日は一体、どのような経緯を経て制定されたのでしょうか?その由来を見ていきましょう。

父の日発祥の地は、母の日と同様、アメリカです。アメリカワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人による提唱と働きにより父の日が誕生しました。

彼女は幼い頃にお母さんを亡くしています。お父さんは男手ひとつで、6人の子どもを育て上げました。そして子たちが成人したのち、息を引き取ります。

時代は南北戦争終結後。不安定な情勢になれない家事や育児でさぞかし大変だったことでしょう。こうした過去が、「お父さんを労わる日を作りたい」という強い動機となったのかも知れませんね。

ある日、教会で行われた説教を通じて「母の日」があることを知ったジョン・ブルース・ドット夫人。「母親を労わる日があるならば、父親の為の日もあるべきだ」と考えたのです。

彼女は、「父の日」を広げるべく、父の誕生月である6月に「父の日」を祝う礼拝を牧師にお願いしました。この礼拝が行われたのが1909年6月19日。第3日曜日だったことから、父の日は「6月の第3日曜日」と定着したのです。

彼女の熱意が実り、アメリカで父の日が認知されるようになったのは、1916年のこと。アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンが「父の日」の演説をした事がきっかけとされています。

1966年には父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3土曜日が父の日として定められ、1972年になってやっと正式な国の記念日(祝日)として制定されました。

アメリカでは赤いバラ

母の日のお花といえばカーネーションです。一方で、父の日のお花というと、イメージがわかない人もいるでしょう。

正解は「バラ」です。ジョン・ブルース・ドット夫人が、亡くなった父のお墓に「白いバラ」を供えたことが、その由来とされています。こうしてアメリカでは父が亡くなっている場合は「白いバラ」、健在ならば「赤いバラ」を贈るのが一般的となりました。

2章 まだまだ新しい日本の父の日


母の日とならんで、日本でもメジャーイベントとなった「父の日」ですが、日本における父の日の歴史はやはり浅いようです。

アメリカから入ってきた父の日は、日本では1950年代から認知され始めました。一般に広く知られるようになったのは1980年代以降。どうやらデパートの販売戦略の一環で、その名を広めていったようです。

現在、父の日の浸透に貢献しているのがファーザーズ・デー委員会。一般社団法人日本メンズファッション協会の理事長だった伊藤恭一氏が提案し、1981年に設立された団体です。

この団体では1982年より毎年、良き父親である著名人にイエローリボン賞を授与しています。過去には以下のような著名人も受賞しているんですよ。

  • 1983年 長嶋茂雄(元プロ野球選手)
  • 1984年 本田宗一郎(ホンダの創業者)
  • 1985年 手塚治虫(漫画家)
  • 1998年 岡田武史(元サッカー日本代表コーチ)
  • 2001年 羽生善治(棋士)

日本では黄色いバラ

父の日の花は、日本でもアメリカと同じくバラ。ただし、色が異なります。日本では一般的に黄色いバラが父の日の花とされています。

また、黄色自体が父の日のイメージカラーとして定着しつつあるようですね。花も黄色のバラに限らず、鮮やかな黄色のひまわり、黄色のカーネーションを贈る人もいるとか。

なぜ黄色なのかというと、イギリスにおいて、黄色は身を守る色とされていたことに由来するようです。

その昔、戦場に向かう男性の安全を祈って、家族は黄色いリボンを木や玄関に結んでいました。黄色は、最愛の人の健康と無事を祈る色だったのですね。こうした黄色のイメージが父の日にピッタリだったのです。

そして、日本のファーザーズ・デー委員会による「イエローリボンキャンペーン」も後押しして、日本では黄色が父の日の定番カラーとなりました。

3章 海外の父の日事情


「海外版」父の日の過ごし方を紹介しましょう。

父の日はアメリカや、日本だけのイベントではありません。多くの国で「父の日」を設けて、お父さんへの感謝を示しているんですよ。ただし、父の日は国によっては6月の第3日曜日ではありません。

ブラジル

ブラジルの父の日は8月の第2日曜日です。サンパウロ州にある刑務所では、母の日・父の日に限って、受刑者への一時帰宅が許される場合もあるのだとか。

ロシア

ロシアの父の日は2月23日です。なぜこの日かというと、1918年2月23日に赤軍(ソビエト連邦およびロシアにあった軍隊)が、第一次戦争中の対独戦闘に勝利したことにちなみます。この日はロシアでは「祖国防衛の日」と呼ばれ、軍人や父親、夫などに感謝する日とされています。

父の日というより、国家的な記念日という意味合いが強いですね。

ドイツ

ドイツの父の日は昇天日です。昇天日とは、復活祭の39日後の木曜日をさします。この復活祭、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に行われるため、特定の日にちではありません。

そのため、ドイツの父の日は年によって大きく日にちが変わるのが特徴。早くて4月30日、遅くて6月2日。最大で2ヵ月以上の変動があるとは驚きですね。

ドイツでは父の日は別名「男の日」「紳士の日」。お父さんたちは気の合う友達と集まって、好きなだけ飲むのが父の日の恒例の過ごし方。多少飲みすぎても、この日に限っては咎められないそうですよ。

オーストラリア

オーストラリアの父の日は9月の第1日曜日。ただし、父の日といっても、お祝いというより家族で楽しむ日というニュアンスが強いようです。

アウトドアなどに出かけるのが一般的な過ごし方とか。アメリカや日本の父の日の過ごし方とはかなり違いますね。

韓国

韓国の父の日は5月8日。韓国ではこの日は母の日も兼ねています。もともと韓国には母の日しかありませんでした。

でも、「母の日があるなら父の日があってしかるべき」という声が噴出。1973年に韓国政府は5月8日の「母の日」を「父母の日」と改めました。

韓国は儒教文化が根強く、目上の人や両親を尊重する意識が強い国。両親への感謝を示す日として、とても重要なイベントと考えられています。

4章 最後に

アメリカから日本にやってきた父の日。日本における歴史は比較的浅いですが、今では母の日に負けず徐々に定着しつつあります。

また、母の日に比べて父の日は何をプレゼントしたらいいのかわからない、という声もよく聞かれます。そういうときは、メッセージカードに花を添えるだけでも、十分素敵なプレゼントになりますよ。

普段はお父さんとあまり話さないも、最近お父さんと会っていない人も、父の日は日ごろの感謝を伝える良いチャンス。精一杯お父さんを労わって、「ありがとう」の一言を伝えてみてはいかがでしょうか。

提供・はな物語

こちらの記事は、プリザーブドフラワー専門店・はな物語の提供でお送りしました。

父の日の由来調べの参考になれば幸いです。

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