葬儀に花を贈るマナー|供花・枕花・お供えの違い

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贈り方・マナー

葬儀に花を贈るときの供花とお供え花のマナー

葬儀に花を贈りたいとき、最初に大切なのは「どの花を選ぶか」よりも、喪家や葬儀社・会場が花を受け付けているかを確認することです。供花、枕花、花輪、献花、お供え花はそれぞれ意味と手配先が違います。

特に通夜・葬儀・告別式の会場に飾る供花は、会場の規定、搬入時間、札名、宗教・地域の慣習に合わせる必要があります。個人で花屋や通販から直接送る前に、葬儀案内や葬儀社の案内を確認しましょう。

この記事では、葬儀に花を贈るときの基本マナー、供花と枕花の違い、香典との考え方、葬儀後に自宅へお供え花を贈る場合の選び方まで整理します。葬儀後のお供えとして飾りやすい、はな物語のお供え花ギフトもあわせて紹介します。

先に要点

  • 葬儀に花を贈る前に、訃報や葬儀案内で「供花・供物・香典辞退」の記載がないか確認します。
  • 会場に飾る供花は、葬儀社・斎場へ手配方法、締切、札名、持ち込み可否を確認するのが安心です。
  • 供花は葬儀会場に供える花、枕花は故人の枕元に供える花、献花は参列者が手向ける花で、役割が違います。
  • 香典と供花はどちらも弔意を表すものですが、同じものではありません。喪家や地域の慣習に合わせます。
  • 葬儀に間に合わない場合や、供花辞退の場合は、無理に会場へ送らず、葬儀後に自宅へお供え花やお悔やみ状を送る方法があります。
  • プリザーブドフラワーは、葬儀会場の大型供花というより、葬儀後の自宅供養・仏壇まわり・四十九日以降のお供えで選びやすい花です。

葬儀に花を贈る前に確認すること

供花・供物・香典辞退の案内がないか見る

訃報や葬儀案内に「供花辞退」「供物辞退」「ご厚志辞退」「香典辞退」などの記載がある場合は、その意向を尊重します。家族葬や小規模葬では、遺族の負担を減らすために、供花や香典を受け取らない方針にしていることがあります。

「何かしたい」という気持ちがあっても、辞退の案内があるときに無理に送ると、返礼や置き場所の負担を増やしてしまうことがあります。まずは案内文をよく確認し、迷う場合は葬儀社へ問い合わせましょう。

葬儀社・会場のルールを確認する

葬儀会場に飾る供花は、会場ごとに形式、サイズ、持ち込み可否、搬入時間、名札の書き方が決まっていることがあります。会場によっては、外部の花店や通販からの直接搬入を受け付けていない場合もあります。

そのため、供花を贈りたいときは、葬儀を担当している葬儀社へ「供花を贈りたいのですが、手配方法を教えてください」と確認するのが実務的です。会場全体の花の雰囲気をそろえやすく、搬入遅れや札名の誤りも防ぎやすくなります。

香典と供花は同じものではない

香典と供花は、どちらも故人を悼み、遺族へ弔意を表すものです。ただし、香典は金品としての弔意や相互扶助の意味合いがあり、供花は花として葬儀会場を飾り、故人へ手向ける意味合いがあります。

個人で香典を包み、会社や団体で供花を出すこともあります。反対に、香典だけにする、供花だけにする、どちらも辞退される、という場合もあります。判断に迷うときは、葬儀案内、地域の慣習、葬儀社の案内に合わせましょう。

葬儀で使われる花の種類

供花

供花(きょうか・くげ)は、通夜、葬儀、告別式の会場や祭壇まわりに供える花です。スタンド花、籠花、アレンジメントなど形式は地域や会場によって異なります。会社、親族、友人一同など、複数名で贈ることもあります。

供花には札名をつけることが多いため、個人名、連名、会社名、部署名など、どの表記にするかを決めておきます。会場の並びや札名の統一があるため、葬儀社に確認してから手配すると安心です。

枕花

枕花(まくらばな)は、故人の枕元に供える花です。一般的には、遺族、親族、故人とごく親しかった人が贈ることが多い花です。故人が自宅に安置されている場合など、葬儀前の限られた時間に関わるため、関係性や遺族の状況への配慮が必要です。

枕花は、近い関係でない人が急いで送るより、まず遺族や葬儀社へ確認したほうが安心です。訃報を後から知った場合は、葬儀後のお供え花やお悔やみ状に切り替える方法もあります。

花輪

花輪は、葬儀会場の外に飾られる大きな花飾りです。以前は会社関係や地域の葬儀で見られることも多くありましたが、会場スペース、景観、地域の慣習、葬儀形式によって扱いが大きく変わります。

近年は小規模な式場や家族葬も増えています。花輪を考える場合は、会場が受け付けているか、地域で一般的か、喪家の意向に合うかを事前に確認しましょう。

献花

献花は、参列者が一輪ずつ花を手向ける行為、またはそのための花を指します。キリスト教式や無宗教葬などで見られることがありますが、多くの場合は葬儀側が用意します。

参列者が個別に献花用の花を持ち込むものではないことが多いため、葬儀案内や会場の指示に従いましょう。

葬儀後のお供え花

葬儀後のお供え花は、後飾り、仏壇まわり、四十九日、一周忌、お盆、お彼岸などに合わせて自宅へ贈る花です。通夜・葬儀の供花とは違い、受け取るご家族の暮らしの中で飾る花になります。

大きすぎる花は置き場所に困ることがあります。自宅へ贈る場合は、落ち着いた色合い、飾りやすいサイズ、手入れの負担が少ないものを意識すると受け取る側に配慮しやすくなります。

供花を手配するときの流れ

1. 葬儀情報を確認する

まず、故人名、喪主名、通夜・葬儀・告別式の日時、会場名、葬儀社名を確認します。家族葬の場合は、一般参列や供花を受け付けていないこともあるため、案内文の表現を丁寧に読みます。

訃報を人づてに聞いただけで、葬儀の詳細が分からない場合は、すぐに花を手配せず、確認できる範囲で情報を整えましょう。

2. 葬儀社へ供花の受付を確認する

葬儀社へ連絡し、供花を受け付けているか、どの形式の花がよいか、締切時間、札名の書き方、支払い方法を確認します。会場によっては、注文先が指定されていることがあります。

確認するときは、「○月○日の○○家の葬儀に供花を贈りたい」と伝えると話が早くなります。個人で送るのか、会社名で送るのか、連名にするのかも決めておきましょう。

3. 札名を決める

供花には、贈り主が分かる札名をつけることがあります。個人名、夫婦連名、友人一同、部署名、会社名、代表者名など、関係性に合う表記にします。

会社で贈る場合は、正式な会社名、部署名、役職名の扱いを確認します。連名が多すぎる場合は、読みづらくならないよう「友人一同」「○○部一同」のようにまとめることもあります。

4. 間に合わないときは葬儀後のお供えに切り替える

通夜や葬儀まで時間がない場合、無理に供花を送ると搬入が間に合わないことがあります。会場に届かない、遺族に確認の手間をかける、花だけが後から届く、といったことは避けたいところです。

間に合わないと分かった場合は、葬儀後に自宅へお供え花を贈る、お悔やみ状を送る、後日弔問するなど、落ち着いて弔意を伝える方法に切り替えましょう。

相場・色・花材の考え方

供花の相場は形式と地域で変わる

葬儀会場に飾る供花は、スタンド花、籠花、アレンジメントなど形式によって価格が変わります。一般的には1基あたり1万円台から3万円前後の範囲で案内されることが多いものの、地域、式場、花の大きさ、対で出すかどうかによって変わります。

価格だけで判断せず、葬儀社が用意している供花リストや会場の規定に合わせるのが安心です。会社や団体で贈る場合は、過去の慣例や社内規定があるかも確認しましょう。

白を基調に、落ち着いた色を選ぶ

葬儀の花は、白を基調にした落ち着いた色合いが選ばれることが多いです。菊、ユリ、カーネーション、トルコキキョウ、洋花などが使われることがありますが、宗教・地域・式場によって扱いが変わります。

故人が好きだった色や花を入れたい場合も、会場全体の雰囲気や喪家の意向に合うかを確認しましょう。華やかすぎる色、香りが強すぎる花、トゲの印象が強い花は避けられることがあります。

自宅のお供えは置き場所と手入れの負担も見る

自宅へ贈るお供え花は、葬儀会場の供花よりも暮らしに近い花です。玄関、仏壇、後飾り、棚など、置く場所が限られることもあります。大きさ、器の安定感、水替えの必要性、香り、花粉、配送時期を考えると選びやすくなります。

生花はみずみずしい一方で、水替えや花が終わった後の片付けが必要です。プリザーブドフラワーは水やり不要で、コンパクトな器入りの商品も多いため、葬儀後のご自宅用のお供えとして選択肢になります。

宗教・地域で変わる注意点

仏式・神式・キリスト教式・無宗教葬で違う

葬儀の花は、仏式、神式、キリスト教式、無宗教葬など、葬儀形式によって考え方が変わります。仏式では祭壇まわりの供花、神式では榊や白い花を中心にする考え方、キリスト教式では献花や洋花を用いる場面などがあります。

ただし、実際の運用は地域、教会、葬儀社、会場によって異なります。「この宗教なら一律にこう」と決めつけず、葬儀案内と葬儀社の案内に沿うのが安全です。

家族葬では受け付けない場合もある

家族葬は、親族や近しい人だけで静かに見送るための葬儀です。そのため、参列、香典、供花、供物を辞退する案内が出ることがあります。供花だけならよいだろうと判断せず、案内に従いましょう。

後日気持ちを伝えたい場合は、四十九日を過ぎた頃や一周忌など、遺族の生活が少し落ち着いた時期に、お悔やみの言葉や小ぶりなお供え花を贈る方法があります。

葬儀後に自宅へお供え花を贈る場合

贈る時期は相手の負担を考える

葬儀直後は、手続き、片付け、弔問対応などで遺族が忙しい時期です。お供え花を贈る場合は、葬儀後すぐ、初七日、四十九日、一周忌など、相手の状況に合わせて考えます。

特に遠方から送る場合は、受け取り日時、置き場所、花の手入れが負担にならないかを意識しましょう。メッセージカードを添える場合は、短く、静かな言葉にすると受け取る側も読みやすくなります。

メッセージは短く、忌み言葉を避ける

お供え花に添える言葉は、長く書きすぎる必要はありません。たとえば、次のような短い文でも気持ちは伝わります。

  • 心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆さまに、少しでも穏やかな時間が訪れますようお祈り申し上げます。
  • 在りし日のお姿を偲び、心ばかりのお花をお贈りいたします。
  • ご生前のご厚情に深く感謝し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

「重ね重ね」「再び」「追って」など、不幸が重なることを連想させる言葉は避けるとされています。宗教によって「冥福」の受け止め方が変わることもあるため、心配な場合は「安らかなご永眠をお祈りいたします」など、やわらかい表現にします。

プリザーブドフラワーが向く場面

プリザーブドフラワーは、生花を加工した花材です。水やりが不要で、器入りやドーム入りの形なら、仏壇まわりや棚にも置きやすい商品があります。生花のような水替えや花が終わった後の片付けを減らしたい場合に候補になります。

一方で、屋外や湿気の多い場所、直射日光が強い場所には向きません。詳しい扱い方は、プリザーブドフラワーの保存方法も参考にしてください。

はな物語で選ぶお供え花

はな物語では、葬儀会場に並べる大型の供花ではなく、葬儀後にご自宅で飾りやすいプリザーブドフラワーのお供え花を紹介しています。仏壇まわり、後飾り、四十九日以降のお供え、遠方の方へのお悔やみの気持ちに合わせて選びやすい花です。

お供え向けの商品をまとめて見たい方は、お供え花ギフト特集や、仏花カテゴリをご覧ください。プリザーブドフラワーをお供えに使ってよいか迷う方は、仏花にプリザーブドフラワーは失礼?の記事でも詳しく解説しています。

葬儀当日の供花として会場に送る場合は、はな物語の商品を直接手配する前に、葬儀社・会場が受け付けている形式かをご確認ください。会場供花ではなく、葬儀後にご自宅へお届けするお供えとして選ぶと、置き場所や手入れの面でも検討しやすくなります。

葬儀後のお供えにおすすめの商品

価格、在庫、商品情報は2026年6月17日時点で公開商品ページを確認しました。ご注文前には各商品ページで最新情報をご確認ください。

  • 葬儀後のお供えに飾りやすいOffering Domeホワイト

    落ち着いた白で選ぶ
    Offering Dome(ホワイト)

    4,980円

    白を基調にした静かな印象のお供え向けプリザーブドフラワー。色選びで迷う場合や、相手の好みが分からない場合にも検討しやすい一品です。

    商品ページを見る

  • 自宅のお供えに飾りやすいOffering Domeスカイブルー

    静かな彩りを添える
    Offering Dome(スカイブルー)

    4,980円

    淡いブルーが清らかな印象を添えるお供え花。白だけでは少し寂しく感じるときや、青系の色を好んでいた方へのお供えにも選びやすい色合いです。

    商品ページを見る

  • 四十九日以降のお供えにも選びやすい寂静黄色

    やわらかな明るさに
    寂静(黄色)

    5,480円

    黄色系のやわらかな明るさを添えられるお供え向けプリザーブドフラワー。四十九日以降や一周忌など、少し時間が経ってから贈る花にも向いています。

    商品ページを見る

色違いや他のお供え商品を見たい方は、仏花カテゴリをご覧ください。プリザーブドフラワー全体の特徴を知りたい方は、プリザーブドフラワーとは?も参考になります。

参考にした主な情報

本文は、2026年6月17日時点で確認した葬儀社・花店・はな物語公開ページの情報をもとに整理しました。葬儀の花は地域、宗教、会場、喪家の意向によって扱いが変わるため、実際に手配する際は葬儀社・会場の案内を優先してください。

お供え花やプリザーブドフラワーの扱い方をもう少し知りたい方は、以下の記事も参考になります。

葬儀に花を贈るFAQ

供花は自分で花屋や通販から送ってもよいですか?

会場が受け付けていれば可能な場合もあります。ただし、葬儀会場には搬入時間、花の形式、札名、持ち込み可否のルールがあるため、先に葬儀社・斎場へ確認しましょう。指定の供花注文先がある場合は、その案内に従うのが安心です。

供花辞退と書かれていたら、花は送らないほうがよいですか?

はい。供花辞退の案内がある場合は、その意向を尊重します。葬儀後に気持ちを伝えたい場合は、お悔やみ状を送る、後日弔問する、相手の負担になりにくい時期に小ぶりなお供え花を贈るなど、別の形を検討しましょう。

香典と供花は両方必要ですか?

両方が必要とは限りません。香典だけ、供花だけ、会社や団体で供花を出す、どちらも辞退されるなど、関係性や地域、喪家の意向で変わります。迷う場合は、葬儀案内や葬儀社の案内に合わせましょう。

葬儀に間に合わない場合はどうすればよいですか?

無理に会場へ送らず、葬儀後に自宅へお供え花を贈る方法があります。お悔やみ状やメッセージを添え、相手の受け取りやすい時期・サイズを考えて選ぶと負担を抑えやすくなります。

プリザーブドフラワーは葬儀の供花に使えますか?

葬儀会場に飾る供花として使えるかは、会場や葬儀社の規定によります。プリザーブドフラワーは、式場の大型供花よりも、葬儀後の自宅供養、仏壇まわり、四十九日以降のお供えとして選ばれることが多い花です。

お供え花にメッセージカードは必要ですか?

必須ではありませんが、短いお悔やみの言葉を添えると、誰からどのような気持ちで届いたのかが伝わりやすくなります。長文にせず、静かな表現でまとめると読みやすくなります。

まとめ

葬儀に花を贈るときは、供花、枕花、花輪、献花、お供え花の違いを知ったうえで、喪家・葬儀社・会場の案内を優先することが大切です。特に供花辞退や家族葬の案内がある場合は、無理に送らず、遺族の意向を尊重しましょう。

葬儀当日の供花は、葬儀社や会場へ確認して手配するのが安心です。一方で、葬儀後にご自宅へ気持ちを届けたい場合は、置き場所や手入れの負担に配慮したお供え花が選びやすくなります。

葬儀後のお供えとしてプリザーブドフラワーを探している方は、はな物語のお供え花ギフトや、仏花カテゴリをご覧ください。静かに寄り添う花を、相手の負担になりにくい形で選べます。