プリザーブドフラワーがお見舞いに最適な4つの理由

こんにちは。プリザーブドフラワーのギフト通販専門店、「はな物語」店長の古河です。

贈るお花を選ぶ際、みなさんはどのような点に気を付けていらっしゃいますか?花の色、種類、ボリューム感、または相手の年代や性別などでしょうか。

でも、基本的にどんなお花を贈るかは自由ですよね。色や種類の組み合わせにも、明確なルールはありません。

一方、守るべきルールがあるシーンもあります。その中の1つが、お見舞い用のお花です。意外と細かい決まり事があるんですよ。

そもそも、最近では生花の持込が禁止の病院も増えていますよね。管理が大変、花粉がNGなどの理由があるようです。

そこで生花の代わりとして、プリザーブドフラワーを贈る人が増えているとか。生花はダメ、でも造花ではもの足りない。プリザーブドフラワーは生花でも造花でもない花として、そのメリットが注目されています。

その特徴の1つは、日持ちの良さ。プリザーブドフラワーとは生花を加工した花のことで、美しい花の姿を平均で2~3年は楽しむことができます。そのため、退院後も自宅に飾って楽しめる、という理由から、プリザーブドフラワーが選ばれているようですね。

また、最近は生花がNGの病院が増えてきているので、さらにプリザーブドフラワーの需要が高まっているようです。

この記事では、プリザーブドフラワーがお見舞いにふさわしい理由を紹介します。日持ち以外にも、プリザーブドフラワーにはお見舞い品として喜ばれるポイントがあるんですよ。

ただし、プリザーブドフラワーなら何でもいいわけではありません。花を贈る際のマナーを守った上で選ぶのが基本です。「早く元気になってほしい」という気持ちが伝わるプリザーブドフラワーを贈ってみてくださいね。

1章 お見舞いにプリザーブドフラワーはOK?

「お見舞いに持っていく花はプリザーブドフラワーで大丈夫なの?」と心配する声をよく聞きます。結論からいいますと、プリザーブドフラワーはOKです。

そもそも、お見舞いの花は生花でなければならない、という決まりはありません。

むしろ、プリザーブドフラワーはお世話の手間が少なく、お見舞いに最適な花ともいえます。プリザーブドフラワーは生花を加工して造られた花。水やりや栄養剤を与える必要がないのです。

しかも、美しい状態を長く保ちますので、長期入院をしている人へのお見舞いにもおすすめです。

アレンジメントを選べば、そのまま飾ることもできます。花瓶の用意がいらない、というのは大きなポイントですよね。贈る方にとっても、贈られる方にとって、わざわざ花瓶を用意しなければならないのは手間になってしまうからです。

もともと、お見舞いに持っていく花は生花が普通と考えられていますよね。造花では見た目も値段も見劣りしてしまう。何より、お見舞いの品が造花では格好がつかない。そう考えれば、生花を選ぶのは自然です。

しかし、近年では様々な理由から、「生花」の持ち込みを禁止している病院もあります。

大きな理由としては、花そのもの、そして土などに含まれる菌が、感染症の原因となること。病院には免疫力の低下した人も多く入院しています。ですので、少しの雑菌にも気を遣わなければなりません。

また、生花には水が不可欠ですから衛生面の問題などが挙げられます。生花は水が腐らないよう、日々替える必要があります。腐った水は菌が繁殖し、また悪臭を放つことがあるためです。

こうした理由から、現在ではお見舞いの花として、プリザーブドフラワーを贈ることが定着しつつあるようです。

それなら「ドライフラワー」でもいいんじゃない?と思う人もいるかもしれません。ですが、「ドライフラワー」は枯れている花です。入院中の人に枯れた花を贈るのは不謹慎と考えられます。

一方、プリザーブドフラワーは「生きたまま」のお花です。縁起上の問題もありません。

生花のようなお花の質感はそのままに、カラフルなアレンジできっと心を和ませるアイテムとなってくれることでしょう。

2章 お見舞いの花にプリザーブドフラワーが良い理由


この章では、お見舞いにプリザーブドフラワーが最適な理由を紹介します。

2-1、生花の代用になる

プリザーブドフラワーは生花に比べて見劣りしません。もともと生花を加工して造られているので、生花の華々しさがあります。

プリザーブドフラワーは、花の吸い上げる力を利用して、保存料と人体に無害の着色料を吸い込ませています。ですので、自然界では作れない色を着色することも可能です。色のバリエーションでいったら、自然界にある色よりも多いんですよ。

また、プリザーブドフラワーは長期間楽しむことが可能。生花はおよそ1週間弱で枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーは平均で2~3年はもちます。ですので、長期入院されている人に贈るのにもいいですね。

ただし、贈る際にプリザーブドフラワーであることをしっかり伝えましょう。まるで生花そのもので、プリザーブドフラワーだと気が付かないこともあるようです。保存の方法が生花とは違いますので、渡す際にはプリザーブドフラワーの管理方法も一緒に伝えるとなおいいです。

2-2、手入れの必要がない

プリザーブドフラワーのメリットは、手入れが必要ないということです。

切り花となると、毎日お水の交換をしなければなりませんし、花が散れば片付けだって必要になります。プリザーブドフラワーのアレンジメントであれば、飾るだけでOK。

水やりも、花の手入れも不要です。患者さんにとって、負担なく楽しめるプレゼントとなるのです。こうした相手への配慮も大切なポイントですよね。

2-3、匂いがない

生花がお見舞い品として敬遠される理由の1つに「匂い」が挙げられます。普段はなんとも感じない香りや、素敵と思う香りでも、体調不良の方にとっては負担となるケースがあります。

その点プリザーブドフラワーの場合、乾燥させているので、一部プリザーブドグリーン(ユーカリや杉など)は若干香りが残るものの、ほとんど無臭となっています。

2-4、花粉がない

プリザーブドフラワーは、その製造過程で「花粉処理」がされます。そのため、完成したプリザーブドフラワーには花粉は残っていません。

重度の花粉症でお悩みの人でも、気軽に飾れるのが人気の理由の1つです。お見舞いの際にも、「せっかく持って行ったのに、花粉で飾ってもらえなかった」なんて事態を回避できそうですね。

 3章 お見舞いで花を贈る際のマナー

お見舞いに持っていく花は何でもいいわけではありません。贈るからには、病気の状況や、同室の方々、また付き添われるご家族の負担などを考慮したうえで選びたいところです。

プリザーブドフラワーはお見舞い品に最適ではありますが、どれでもOKという訳ではないようです。お見舞いのマナーをおさえた上で選びましょう。

3-1、お見舞い品の金額相場

お見舞い品の選定で一番に考えるのが、金額相場だと思います。あまり高すぎると相手にとって負担となってしまいますし、かといって、安すぎると失礼にあたるのではとナーバスになる点ですよね。

関係性によって、一般的に以下のような相場となっています。

  • 親・兄弟・祖父母・孫・親戚:5,000~10,000円
  • 知人・友人:3,000~5,000円
  • 仕事関係者:3,000円(有志数名で出すときの1人当たりの金額)
  • ご近所さん:3,000~5,000円

プリザーブドフラワーであれば、上記の値段である程度見ごたえのあるアレンジメントが手に入ります。

3-2、生花は持込OKか要確認

お花を贈る際には、病院側に持ち込みが大丈夫か事前に確認してみましょう。特に生花は衛生上の問題から、持ち込不可となっている病院も多いです。

プリザーブドフラワーの場合でも事前に確認しておくと安心です。

3-3、相手の様態・状況を事前に確認するとなおよし

4~6人の大部屋の場合、飾る場所がない、なんてこともあるようです。また、病状から、無菌状態での治療で、一切の見舞い品の持ち込みが禁止となっているケースもあります。

症状が重い状態でのお見舞いや、お見舞い品は、受け取る側にとってしんどいものです。受付で事前に確認するか、電話等で問い合わせてみると良いですね。

3-4、鉢植えはNG

鉢植えの花には、根っこがありますよね。「根付く」=「寝付く」=病気が長引く・退院できないと連想されて、縁起が悪い贈り物とされています。

ですので、もし生花を贈る場合は、切花で、かつオアシスなどでアレンジされているものが良いでしょう。

花瓶に差し替えるなどのご足労を、受け取る本人や家族にさせない気遣いとなります。プリザーブドフラワーの場合は、根が無いので、失礼にあたる心配はありません。

ただし、見た目に本物のように見えてしまうので、心配な方は鉢に入ったようなアレンジ品ではなく、鉢植えには見えないようバケットに入ったものや、ガラスドームアレンジ、写真立てなどにすると良いかも知れません。

3-5、本数に要注意

4は「死」、9は「苦」を連想するため、縁起が悪い数字とされています。

また、13も避けるべきです。もともと、13は日本では縁起の悪い数字ではありませんでした。しかし、キリストが処刑された日が「13日の金曜日」だったということで、現在では日本でも縁起の悪い数字として捉えられています。

入院中は入院している本人も、ご家族も不安・心配で沢山のはずです。些細なことのように思えますが、受け取る本人にとっては非常に気になるところ。贈る前にしっかり本数をチェックしたいものです。

3-6、避けたほうが良いお花

縁起などの観点から、お見舞いにはNGとされるお花もあります。

赤または白い花

赤は血を連想させるのでNGです。

また、白はお悔み・お供えの花を連想させます。受け取る本人や、それを見るご家族の方から「不謹慎だ」「嫌味なの?」と思われてしまうので、必ず避けるようにしましょう。

逆におすすめの色としては、元気の出るイエロー・オレンジ系、可愛らしくポップなピンク系がいいですね。

長く入院される方の場合は、外にあまり出られないことも多いので、季節感を感じるような、旬のお花を織り交ぜると、尚喜んでもらえる事でしょう。

菊の入ったアレンジ、花束

菊は神聖で高貴な花として、古くから日本の人々に親しんできた花です。

一方、仏花の定番でもあり、お見舞いの花としては不向きです。菊の入ったアレンジは避けるようにしましょう。

散りやすいお花

「命が散る」「短命」を連想させるのでNG。例えば、生花のバラや山茶花、牡丹は花びらがパラパラと散りやすいこともあるので要注意です。

プリザーブドフラワーの場合、しばしば接着力の弱い小さなお花が散ってしまうことがあります。ただし、よほど乱暴に扱わない限り、散ってしまうという事態はそう起こりません。
もし心配でしたら、クリアケース入りのプリザーブドフラワーを選ぶのをおすすめします。クリアケースに入っていればお花へのダメージが少なくなります。

また、プリザーブドフラワーなら、仮に花びらがとれてしまっても接着剤で付けることも可能です。

香りの強いお花(生花の場合)

香りには好き嫌いがありますし、大部屋の場合、他の方の迷惑となる可能性もあります。強い香りを持つ花の一例紹介しましょう。

  • ユリ
  • ジャスミン
  • バラ
  • トウオガタマ
  • クチナシ
  • ジンチョウゲ

プリザーブドフラワーは香りがないので、その点も安心です。

その他、縁起が悪いとされるお花

以下のお花は、その語呂や特性上、縁起が悪く特にお見舞いには不向きとされています。

  • 藤:不治と連想される為
  • 椿:ボトリと花ごと落ち、首落ち・首切りを連想させるため
  • サルスベリ:「落ちる」「下がる」という言葉を連想させるため
  • アジサイ:花びらが4枚あり、死枚となり縁起が悪い

3-7、切り花なら花瓶も用意

初めからオアシスなどを使用してアレンジされているお花であれば、問題ありません。

ただし、切り花の場合は花瓶が必要となります。病院によっては他の患者さんが置いていったものや、病院にある花瓶を貸し出してくれることころもあるようです。

一方で、花瓶の用意がないと、ご家族に一旦持って帰ってもらうか、花瓶を持ってきてもらうという手間をかけてしまうこともあります。

切り花を見舞い品としてチョイスするのであれば、花瓶も忘れずに用意したいところです。

4章 お見舞いに最適なプリザーブドフラワー


プリザーブドフラワーは、お見舞いの花として生花ではネックになってしまうところをクリアした花と言えます。

普段の生活の中で、生花への水やりなどは大して苦に感じないですよね。でも、入院している人にとっては、些細なお手入れが大変になることもあります。お手入れの手間が少なくて済むプリザーブドフラワーなら、入院している人への心遣いとなります。

「はな物語」では、お見舞いのギフトに最適なプリザーブドフラワーをご用意しています。贈る際に気をつけたいのが、サイズ感。窓際などにちょっと飾るのにちょうどよいサイズも多数そろえています。

大きすぎると相手をかえって困らせてしまうこともありますよね。もしサイズが心配でしたら、小ぶりのものを選ぶとよいでしょう。

また、カラーバリエーションも豊富です。お見舞いには、明るいビタミンカラーの黄色やオレンジが人気ですよ。または、心が安らぐ優しい色合いの水色やピンクもいいですね。

ただし、プリザーブドフラワーを贈る場合でも、お見舞い時のマナーを守った上で選んでくださいね。「縁起なんて昔のしきたり」と思っている人もいるかもしれません。

でも、「縁起」という吉凶への気遣いは現代でも根強く残っています。お見舞いに贈るお花も、やはり相手のことを考えて選ぶのが前提です。

快復を願う気持ちが届く、温かいお見舞い品にしてみたいものですね。