還暦祝いのプレゼント 特別な日を記念する17選+α

こんにちは。プリザーブドフラワーのギフト通販専門店、「はな物語」店長の古河です。

人生の節目を祝うイベントは何度かありますが、その1つが 還暦祝いです。還暦とは、数え年で60歳を迎えること。現代よりも寿命が短かった昔では、60歳を迎えるということは長寿の証でもあり、とても大切な節目と考えられていたようです。

そんな還暦祝いを、家族一同が集まってお祝いするご家庭は多いでしょう。

でも悩ましいのが、お祝いの贈り物ですよね。花を贈るにしても、どういうものがいいのかわからない、というお客様は意外と多いんですよ。還暦祝い、というイベントを記念したお花を贈りたいけど、どれなら特別感が出るのかわからない、ということです。

また、花と一緒に贈るものにも悩まれる方も少なくないようです。ネットやカタログで調べると、候補が多すぎて余計に決められないこともありますよね。

還暦祝いは、贈る方も贈られる方も一度きりのイベントです。いつまでも記念に残るお祝いにするためにも、プレゼント選びは重要です。

この記事では、還暦祝いを成功させるプレゼント選びのポイントを紹介します。

1~3章まで、プレゼントの予算別候補、定番品やオリジナリティのある品、男女別のプレゼント候補を提案します。

また、4章と5章で失敗例や最低限知っておくべき還暦の知識も紹介します。読んでみると、さらに間違いのないプレゼント選びになるでしょう。

 

 

1章 予算は?

1-1、まずは相場を知っておこう

還暦を祝う予算として、おいくらを想定していますか?
贈る相手によっても相場は異なりますので、まずは対象と一般的な相場額を確認しましょう。

贈る相手

  • 両親…  10,000~100,000円
  • 祖父母… 10,000~30,000円
  • 親戚…  5,000~20,000円
  • 友人、同僚など… 5,000~10,000円

ただし、予算額には幅がありますので、その額に応じてプレゼントも多様です。

次に予算額別にどんなレゼント候補があるか、紹介していきます。

1-2、予算別、プレゼント候補一覧

予算額に応じてプレゼント候補も多様になります。

だからこそ、大切なのはプレゼントに軸やテーマがあること。それはまさに、品物の質などに左右されないオリジナリティがあることです。

デパートなどに売っているものをそのまま贈るよりも、還暦というイベント性を盛り込み、特別感を演出することがポイント。贈る相手の名前などを商品に入れたり、メッセージカードを添えるだけでも印象は大きく異なります。

~10,000円

・フォトフレーム
名前や日付、メッセージを入れた記念フォトフレーム。

・名前入りペア箸
純金などで名前を入れたお箸。

10,000~30,000円

・お酒
ワイン、シャンパン、焼酎、日本酒、ビールなど相手の好きなお酒を。ラベルに日付、似顔絵、メッセージを入れるサービスもあります。

・名前入りペアグラス
マグカップ、湯のみ、ビールジョッキ、ワイングラス、焼酎グラスなどを名前入りのペアで。

30,000~50,000円

・60本のバラの花束
還暦にちなんで60本のバラの花束。

・ブランドのお財布
実用性が高く、老後の生活で活躍する大人向けブランドのもの。

・万年筆
普段から手紙や文章を書く機会が多い方に最適。名前を入れた一品を。

50,000~100,000円

・旅行
今までの労を労う意を込めて、旅行をプレゼント。

・家電
長く使え、老後の生活をより充実させるもの。

予算別のものを組み合わせてあげるのもよいでしょう。

上記に挙げたプレゼント候補も含め、2章で失敗のないプレゼントを提案します。

2章 解決!還暦祝いのプレゼントはこれで決まり!

失敗なしの定番品リスト

良いアイデアが浮かばない。プレゼント選びには自信がない。そんな方は、迷わない大人気の定番商品はいかがでしょうか。

フォトフレーム

名前や日付、メッセージを入れたフォトフレームは、いつまでも残る記念になります。家族で撮った還暦祝いの写真を入れるのも◎。

価格も大体6,700円~からの作成が可能で、フレームのデザインも多様です。贈る方も気軽に選べる一品。ネットショップで手軽に注文することもできます。

「はな物語」では写真の隣にプリザーブドフラワーが閉じ込められたフォトフレームをご用意しています。時計は「新しい時間を刻む」ものとして、還暦祝いにも人気の贈り物。

プリザーブドフラワー側のガラスにメッセージと日付を入れて贈れば、より喜ばれそうですね。

名前入りペア箸

天然木で作られたお箸に、純金でお名前を入れると高級感も高まります。

価格は大体3,500円~から購入が可能ですので、他のプレゼントと組み合わせて贈っても◎。

名前入りペアグラス

これからも夫婦仲良く暮らしてほしい、という願いを込めてお揃いの名前入りペアグラスをプレゼント。マグカップ、湯のみ、ビールジョッキ、ワイングラス、焼酎グラスなどに入れることが可能です。

名前を入れる食器の種類を選ぶことができるショップもあります。相手の趣味を確認しておくとよいでしょう。

ネットショップから注文することが可能です。

60本のバラの花束

華やかさとインパクトがほしいなら、60本のバラの花束はいかがでしょうか。普段そのような本数の花を手にすることは少ないので、非日常の演出にも効果的です。

ただし、60本となると花瓶も大きいサイズが必要になりますので、花瓶の用意も考慮した方がよさそうです。

ブランドのお財布

第二の人生に活用できる、高品質のお財布。実用性が高く、高級感も演出できます。

男女共通で人気があり、大人向けのブランドをいくつか挙げてみましょう。

  • MACKINTOSH
  • BURBERRY
  • ARMANI
  • ETRO

これらのブランドは百貨店で手に入れることができますが、通信販売もされています。

万年筆

老後の生活は高品質なものを楽しんでほしいという願いを込め、万年筆をプレゼント。名前を彫ったものにすると、なおよいでしょう。普段から手紙や文章を書く機会が多い方に最適です。

一生使える有名なブランドをいくつか挙げてみましょう。

  • MONTBLANC(65,000円~)
  • Pelikan(14,000円~)
  • PARKER(4,600円~)
  • PILOT(5,400円~)
  • PLATINUM(5,000円~)

旅行

温泉や自然が楽しめる旅行をプレゼント。
以前行ったことのある、思い出の場所を選ぶのも◎。貸切り露天風呂やお祝いの食事がついた、豪華な還暦祝いのプランがある宿もあります。

この旅行を成功させることで、老後も積極的に旅行を楽しむ意欲が湧くきっかけになると、なおよいでしょう。

ただし、注意したいのは交通手段も含め、旅行全体をしっかり計画すること。60歳という年齢も考慮し、駅から遠いホテルや、1日中歩き回るコースなどは避けた方がいいでしょう。

また、家族全員で旅行に行く場合は出費も膨らみますので、予算内に収まるか考慮する必要があります。

家電

古くなっても買い替えが億劫なのが家電。洗濯機、エアコン、冷蔵庫など大型家電を一緒に選びに行くのもよいでしょう。丈夫で、老後の生活をより快適にします。

また、高機能炊飯器、電子レンジなど、マッサージ器、空気清浄機、フィットネス機器など、単価が比較的低い家電を複数合わせてプレゼントするのもおすすめです。

老朽化して新調したい家電がないか、贈る相手に聞いてみましょう。

お酒類

ワイン、焼酎、日本酒など好きなお酒をチョイス。お酒は好みが出やすいので、普段から何を好んでいるかリサーチしておくことが大切です。せっかくのお祝いですので、希少性のあるものを選ぶのもよいでしょう。

・ワイン
赤と白があり、甘口、辛口、銘柄、産地、価格も様々です。また、お肉や魚など、食事によって合うワインも異なります。贈る相手が普段から好きな銘柄に加え、どんな料理を好んでいるのかも確認しておくとよいでしょう。

また、赤と白がセットになったものや、男性向け、女性向けなどがあります。

ただし、種類が多すぎて選べない、という方はデパートなどにある店頭で、専門のアドバイザーに選んでもらうとよいでしょう。

・焼酎
焼酎は芋、米、麦があります。普段その人がどれを好み、どのような飲み方をしているかも参考になります。麦なら『百年の孤独』『吉四六 壺』『兼八』、米なら『月の中』『野うさぎの走り』、芋なら御三家と呼ばれる『森伊蔵』『村尾』『魔王』などが、定番のプレゼントです。

・日本酒
辛口、甘口、吟醸酒、フルーティーな香りのものなど種類も様々なので、贈る相手の好みを確認することが必要です。モンドセレクションを受賞したものなどを選ぶのも◎

また、贈るお酒に合わせて、バカラの名入れワイングラス、切子のタンブラー、久谷焼の日本酒カップなどをつけてもいいでしょう。

ラベルに名前や似顔絵を入れたり、オリジナル木箱をつけたりするサービスもあります。
このサービスを専門に行っているネットショップもありますので、注文は簡単にできます。

グルメギフト

豪華な高級食材セット、料亭の食事券セットなど。
また、現品ではなくグルメカタログだと、贈られる側が食べたいものを選べます。

例えば、各地の名物から本格派の料理から、ロールケーキ、韓国フード、東北ブランドの食材、和牛、低価格食材、調理器具まで多様な内容のカタログがあります。

贈る相手の嗜好に合わせ選びましょう。

名前入り食器セット

お茶碗や湯のみ、カトラリーに名前を入れ、ペアでプレゼント。記念品になり、実用性もあるので長く使えます。

冷酒杯、マグカップ、切子グラス、ロックグラス、ワイングラスなど、名前を入れるグラスを選べるサービスもあります。

また、シルバーのカトラリーに名前やメッセージを刻印してくれるショップもあり、重厚感のあるプレゼントとなるでしょう。

誕生日新聞

生まれた生年月日の新聞をプレゼント。朝日、毎日、読売などの各新聞社が、誕生日の新聞を販売しています。

サービスを行っている会社にネットから注文できます。

また、コンビニにあるマルチコピー機でプリントすることも可能。ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスで取り扱っています。

【注文する際の注意点】

  • 年代が古すぎると原本の保存状態が悪く、判読が難しい新聞もあります。
  • 生まれた生年月日が休刊日であることもあります。

花のプレゼントとは、花束だけではありません。花でケーキを模した「フラワーケーキ」もかわいさ抜群です。

ただし、「フラワーケーキ」は店頭で販売されているケースは少ないので、前もって花屋さんなどに注文しておくことが必要です。

また、枯れない花「プリザーブドフラワー」もおすすめです。
プリザーブドフラワーとは、花の樹液を抜き、特殊な染料を吸わせ、乾燥させた花のことです。

水をやる必要がなく、生花よりも長持ちします。生花を元に作りますので造花にはない、そのみずみずしさと鮮やかさが特徴。

ただし、バラ、カーネーションなど花弁が多く厚いものが向いていて、すべての花をブリザーブドフラワーにできるわけではありません。

高温多湿を避けて、保存状態によっては、1~2年はもつといわれています。花粉がありませんので、アレルギーが心配な方にもおすすめ。

少し凝ったものでは、写真をもとに花を用いた似顔絵の作成もできます。ただし、作成に時間がかかりますので、問い合わせの上、余裕をもって注文しましょう。

「はな物語」では、還暦祝いの贈り物に喜ばれるプリザーブドフラワーをご用意しています。長く楽しむことができるプリザーブドフラワーなら、見るたびに還暦祝いの思い出を楽しめます。

また、洋風のお部屋から和風のお部屋まで、どんなインテリアにも合うデザインとなっています。カラーバリエーションも豊富ですので、相手の好きな色やイメージに合わせて選んでみてくださいね。

オリジナルの衣類

贈る相手が好きな言葉や、手書きのイラストをプリントしてみると面白いでしょう。野球やサッカーが好きな方でしたら、ユニフォームに模して背番号を「60」にするのもおすすめです。

プリントする衣類もTシャツ、ポロシャツ、パーカ、ジャンパー、バッグ、キャップ、エプロンなどに印刷が可能なショップもあります。

60年記念アルバム

贈る相手の60年間の人生を総まとめにしたアルバムです。家族アルバム、というよりその人の過去をまとめる内容にします。

幼少期の写真から、入学式、卒業式、成人式、就職、結婚、出産、誕生日等、できる限り節目節目の写真を集め、1冊のアルバムにまとめてみましょう。思い出話の尽きないお祝いとなるはずです。

家系図

数世代にわたって遡った家系図は見ごたえも抜群。還暦を契機に、自分のルーツを知るのは楽しいかもしれません。

行政書士事務所に依頼することもできますが、家系図作成を専門に請け負っている会社もあります。江戸末期からの家系図や、家系解明報告書、苗字の解明、古文書の分析までサービスもさまざまです。

ただし、依頼をして作成してもらう場合、完成まで数か月の期間が必要になります。余裕をもって依頼しましょう。

ちなみに、もっと手軽に低予算で作成したい場合は、市販の家系図作成ソフトを使ってみるのも手かもしれません。

次に、好まれる傾向のあるプレゼントを男女別にみていきましょう。

ちゃんちゃんこ

還暦祝いの定番品といえば、赤いちゃんちゃんこ。
ちゃんちゃんこを着て、家族みんなで撮った写真は一生の思い出になります。

しかし、贈られた方には実用性が低い、年寄扱いされた気分がするという声もあります。もし風習に倣って、ちゃんちゃんこを贈りたい場合は、プレゼントとしてというよりも、「記念写真用の演出」ぐらいに考えた方がいいかもしれません。

最後に、プレゼントをする際の注意点をまとめておきましょう。

  • 万年筆やお箸など品物に名前を彫る場合は、数週間かかることもあります。余裕をもって注文しましょう。
  • お祝いでプレゼントを渡し、さらに食事や旅行に行くとなると追加の出費がどんどんかかる場合もあります。計画にかかる予算の想定は、綿密に立てましょう。

次に、男女別でもらってうれしいプレゼントを見ていきましょう。

3章 男女別、もらって嬉しい贈り物リスト

3-1、男性は「実用性」重視

男性へのプレゼントを選ぶ際、重要なのは「実用性」です。何に使うのかすぐにわかるもの、すぐに使えるものなどがよいでしょう。

ファッション小物

いつまでもかっこよく、おしゃれでいてほしいという願いを込めて、財布や腕時計など。もらったその日から使うことが可能です。

本人の好みを考慮し、普段着ている服と合わせやすいものを選びましょう。大人の男性向けおすすめのブランドをいくつか挙げてみましょう。

財布なら、

  • DUNHILL(11,000円~)
  • Camille Fournet(26,000円~)
  • BURBERRY(32,000円~)

腕時計なら、

  • OMEGA(70,000円~)
  • ROLEX(70,000円~)
  • IWC(70,000円~)

お酒

ワイン、シャンパン、焼酎、日本酒、ビールなど好きなお酒をチョイス。
ワインなら、生まれた年のものもよいでしょう。お酒は好みが出やすいので、普段から何を好んでいるかリサーチしておくことが大切です。

せっかくのお祝いですので、希少性のあるものを選ぶのもよいでしょう。

趣味用品

ゴルフ、釣り、登山など趣味の場面で使えるものを。これからの人生をもっと楽しんでほしい、という願いを込めて。
≪ゴルフなら…≫

  • 面白いデザインのボール
  • オーダーメイドグローブ
  • ゴルフシューズ
  • ゴルフウェア

≪釣りなら…≫

  • プライヤー(釣り用ペンチ)
  • ライフジャケット
  • 大漁旗タオル

≪登山なら…≫

  • ナイフツール
  • 灯油ランタン
  • 携帯用浄水器
  • 山用行動食

ただし、趣味のものほどこだわりがあります。ゴルフクラブ、ルアー、リールなどを贈りたい場合は、一緒に買いに行くのがマスト。

3-2、女性は「贅沢感」重視

女性へのプレゼントを選ぶ際、重要なのは「贅沢感」です。非日常的なもの、自分では買わないブランドものなどがよいでしょう。

誕生石を用いたアクセサリー類もおすすめです。でも、すでに持っているデザインに似ていないか、指輪のサイズは事前に要チェック。

高級化粧品

いつまでも若々しくきれいでいてほしい、という願いを込めて高級化粧品のセット。贅沢感と実用性を備えています。
50代以降の女性に人気の化粧品ブランドをいくつか挙げてみましょう。

  • SK2(マックスファクター)
  • ドモホルンリンクル(再春館製薬所)
  • MENARD
  • dicila
  • Cle・de・Peau・Beaute(資生堂)

ただ、セットとなると高額になりますので、単品で選んでもよいでしょう。例えば、シャネルの定番商品である真紅の口紅を贈る人もいるようです。
化粧品は合う合わないの個人差があるので、一緒に選び行くのが◎

ブランドのお出かけ用バッグ

長く使える品質とデザインのブランドバック。老後のファッションに華を添えること間違いなしでしょう。
大人の女性が使うのにおすすめのブランドをいくつか挙げてみましょう。

  • COACH(50,000~15,0000円)
  • Kate spade(50,000~100,000円)
  • Chloé(70,000~300,000円)
  • LOUIS VUITTON(70,000~1,000,000円)
  • GUCCI(70,000~500,000円)

ボリュームのある花、花束

バラやユリは見栄えも文句なし。
バラはピンク、黄色、オレンジ、ホワイトなど。様々な色を組み合わせるとかわいい印象になります。

また、お祝いをする時期に合わせ、アジサイ、スズラン、ヒマワリ、チューリップなどその季節の花を入れるのもよいでしょう。

ただし、お祝いの花の定番である胡蝶蘭は、育て方が難しい一面があります。園芸が苦手な方には、お世話に手間がかかる花は避けた方がいいでしょう。

3-3、男女共通で喜ばれるのは「癒し系」


日常を離れ、ゆっくりできる時間や場所への招待。または手作りのものは、気持ちがより伝わります。

旅行

行きたいとは思いつつ、段取りや宿の予約が面倒な人も少なくないでしょう。
その手続等を代わりに行うことで準備の煩わしさをなくし、楽しい旅行をプレゼントすれば、よい思い出になります。

食事会の開催

家族みんなが集まり、食事会を開いてくれるだけでも十分嬉しいもの。
高級レストランもいいですが、自宅で手料理を並べたホームパーティーは演出も自由で、盛り上がること間違いなし。

孫が書いたイラスト

贈る側に子どもがいる場合に限りますが、手書きのイラストや手紙はいつまでも大切にしたいプレゼントです。

手書きのメッセージ

手書きのメッセージが添えられているだけでも嬉しいもの。家族一同のメッセージを書いた寄せ書きもよいでしょう。

4章 それ喜ばれないかも…。やっちゃった失敗例

4-1、ありがちな失敗例

一生に一度のお祝いですから、絶対に相手を喜ばせたいところです。

でも、中には一生懸命選んだはずなのに、喜んでもらえなかった人もいるようです。
こんな残念な結果を避けるためにも、失敗例をいくつか紹介しましょう。

4-1-1、「相手の好みのリサーチ不足」

この服すてき! そう思ってプレゼントしたけど、全然着てくれない。
相手の好みがよくわからない選び、気に入ってもらえなかったケースです。

洋服やファッション小物は、本人の好みがはっきり出やすいところです。品物を選ぶ前に相手の普段の持ち物のテイストや嗜好をよく把握しておくことが大切です。

また、このようなケースは、贈る相手よりも、贈った人の好みで選んでいるケースも。プレゼントはあくまで、贈る相手の好みを基準に選びましょう。

4-1-2、「相手の生活スタイルのリサーチ不足」

高級食材ならいいだろうと、量を考えずに贈ってしまった。
相手の生活スタイルを考えていなかったケースです。

60歳ともなると、夫婦で2人暮らしの人も少なくないはず。生活スタイルをリサーチする必要があります。特に、果物など長期保存のできないものを贈る際は特に注意しましょう。

量や好みの失敗を避けるには、グルメカタログを贈って本人に選んでもらうこともひとつの選択肢です。

4-1-3、「相手の性格や、機械の知識度への考慮不足」

便利だろうとハイテク家電を贈ったけど、使い方がわからないと言われた。

高性能で便利な家電を贈ったけど、相手が使いこなせないケースです。
60歳という年齢から考えると、機械自体が苦手、説明書を読むのが面倒、すでにある家電で十分という人もいます。

仮に贈る場合は相手の希望を聞き、その使い方やメンテナンス法を直接説明するとよいでしょう。

4-1-4、「相手の持ち物のリサーチ不足」

相手の好みだけ考えて贈ったら、すでに持っていたケースです。
いくら相手の好みには合致していても、かぶってしまっては喜びも半減でしょう。

例えば、デパートに行けば常に販売されているブランドの食器などは、すでに持っている可能性があります。

持ち物をリサーチしておけば、逆に相手が全く求めていないものを贈ることを防ぐこともできます。

4-2、買う前に下調べをしよう

何を贈るにしても大切なのは「相手が喜ぶもの」であることです。
相手の習慣や趣味、好みに全くそぐわないものをあげても、喜んでもらうのは難しいかもしれません。

購入する前に、相手の好みや趣味、生活スタイルなどを事前リサーチすることが重要です。具体的には服装、持ち物の嗜好、好きな色、普段から好んで食べているもの、趣味などです。

また、何か困っていることや不足しているものがあれば、それを補う品物を考えてもよいでしょう。

5章 還暦お祝いで知っておくべき最低マナー

還暦のおさらい

そも還暦とはどのようなお祝いなのか。
お祝いを迎える前に最低限の知識をおさえておきましょう。

還暦とは?

数えで61歳になると、生まれた年と同じ干支(えと)になって暦が還ることをいいます。

干支とは、十二支(じゅうにし)と十干(じっかん)を合わせたものをいいます。
・十二支… 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の総称。古代中国で日付の記述に使われていました。

・十干… 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸からなる要素。古代中国で考えられ、暦などに使われていました。

還暦は十二支と十干の組み合わせが60通りあることから、干支が一回りするのに60年かかるというわけです。還暦は干支が一周した年齢で、「生まれなおし」という意味は、ここからきています。

また、還暦は「本卦還り(ほんけがえり)」とも呼ばれます。
「生まれの干支に戻る=赤ちゃんに戻る」の例えとして、年を重ねてわがままになった人を指す意味もあります。

還暦の起源は?

還暦の起源ははっきりわかっていません。
ただし、奈良時代に長寿を祝う習慣が始まりました。室町時代の頃より「還暦」という言葉が出て、江戸時代には広く一般的な行事となりました。

昔は平均寿命が短く、長寿を祝うことには現代以上に意味がありました。

また、祝いの対象は男性のみで、家長は数え年61歳になると家督を譲り、隠居するというしきたりもありました。

現代は定年退職の時期と重なることもありますので、今までの労をねぎらい、これからの健康と長生きを願うイベントとなっています。

なぜ赤いちゃんちゃんこを着るの?

2つ説があるようです。

ひとつは、昔から赤は「魔よけの色」とされていました。健康で長生きすることを願い、厄払いの意味があるようです。
ふたつ目に、還暦のお祝いは、「生まれた年に戻る=赤ちゃんに戻る」という意味を込めて、赤ちゃんの産着であるちゃんちゃんこを着る風習が根付いたという説です。

ただし、地域によって祝い方は異なるようです。

お祝いはいつやるべきなの?

原則的に、この日にやらないといけないというルールはありません。
今では60歳の誕生日にやるのが一般的ではないでしょうか。定年退職の時期と重なった場合は、退職祝いと合わせて行ってもよいでしょう。

また、家族一同が集まりやすい連休や盆休み、年末などに祝う方も多いようです。

熨斗(のし)はどうしたらいい?

・熨斗袋
熨斗は正式には「のしあわび」といい、昔はアワビをのして使ったことから、こう呼ばれるようになりました。

包み紙にかけられている帯紐は「水引き」といいます。一度結わくとほどけない「結びき還暦はお祝いですが、長寿のお祝いは何度やってもいいものですので、水引は「蝶結び」を選びます。色は紅白を用いるとよいでしょう。

・表書き
上段に「祝還暦」「寿」「福寿」「御祝」などを書きます。下段には贈り主の苗字を書きましょう。

職場で還暦祝いをする場合は?

上司などの還暦祝いを会社で行うケースです。会社の規模が大きい場合、一人ひとりにお祝いを開催するのは難しいので、まとめてお祝いの会を開くのがよいでしょう。

また、費用を会社が負担する場合、一定の基準を満たせば福利厚生費として計上できます。

気を付けることは?

60歳という年齢を意識しすぎて、“お年寄扱い”することは要注意。杖、老眼鏡、シルバーカー(歩行補助車)、補聴器などのプレゼントは避けた方がよいでしょう。

6章 プリザーブドフラワーを贈って長く続く思い出を


還暦は祝う側も、祝われる側も一生に一度のイベント。だからこそ、しっかりプレゼントを吟味したいところですよね。

還暦祝いに贈るお花は、やはり赤い色が人気です。赤は還暦を象徴する色です。ただし、赤いちゃんちゃんこなどは、「年寄扱いされているみたい」と考える方もいらっしゃいます。確かに、現代の60歳といえばまだまだ現役世代ですよね。

なので、赤いちゃんちゃんこではなく、代わりに赤いお花で還暦を象徴する色を 示す方も多いんですよ。

はな物語でも、還暦のお祝いに最適なプリザーブドフラワーをご用意しております。赤いバラはやはり定番として、好評をいただいております。

逆に、あからさまに還暦祝いの色を出したくない、というお客様には、ピンクなど他の色と赤を組み合わせたアレンジメントをおすすめいたします。

はな物語のプリザーブドフラワーはアレンジメントで、贈るとすぐに飾ることが可能です。水やりの必要がなく、もらう方のお世話の負担が少ないんですよ。

贈る側も、贈られる側も笑顔になる還暦のお祝いにしましょう。

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