クリスマスリースはなぜ飾る?意味・由来・飾る期間を解説

クリスマスリースは、玄関やリビングに飾るだけで季節の雰囲気を作れる定番のクリスマス飾りです。けれども、なぜ輪の形をしているのか、いつからいつまで飾るのか、どんな意味があるのかまでは、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、クリスマスリースには、常緑樹の生命力、輪の形が表すつながり、キリスト教の待降節の習慣、冬の家飾りとしての楽しみなど、いくつもの意味が重なっています。宗派や国によって解釈は少しずつ違うため、「必ずこの意味」と決めつけず、背景を知ったうえで自分の暮らしに合う飾り方を選ぶのがよいでしょう。
この記事では、クリスマスリースを飾る理由、由来と歴史、色や素材に込められる意味、飾る期間、ドアや壁を傷つけにくい飾り方をまとめます。手作りしたい方は、あわせてクリスマスリースの作り方も参考にしてください。
目次
クリスマスリースはなぜ飾る?
クリスマスリースを飾る理由は、ひとつにまとめられるものではありません。現在のリースには、冬でも緑を保つ植物への親しみ、キリスト教の季節行事、玄関を飾って人を迎える文化、インテリアとしての楽しみが重なっています。
冬でも緑を保つ常緑樹への願い
クリスマスリースには、モミ、ヒバ、ヒイラギ、ユーカリ風の葉など、冬らしいグリーンがよく使われます。常緑樹は寒い季節にも緑を保つため、生命力や希望の象徴として語られてきました。
昔から冬は日が短く、植物も少なくなる季節です。その時期に青々とした葉を飾ることは、暮らしの中へ明るさを取り戻す意味を持っていたと考えると、リースが冬の飾りとして親しまれてきた理由がわかりやすくなります。
輪の形がつながりや永続性を連想させる
リースは、枝や葉を丸くつないだ輪の形をしています。始まりと終わりが見えにくい形であることから、つながり、循環、長く続くものを連想させます。
キリスト教の文脈では、神の愛や永遠の命と結びつけて説明されることもあります。ただし、家庭で飾るクリスマスリースがすべて宗教的な意味を持っているわけではありません。日本では、季節のインテリアや玄関飾りとして楽しむ方も多いです。
玄関に飾るのは「迎える」しるしにもなる
クリスマスリースは、玄関ドアや門まわりに飾られることが多い飾りです。玄関は人を迎える場所なので、季節の飾りを置くことで、家族や来客をあたたかく迎える雰囲気を作れます。
旧来の説明では、魔除けや幸福祈願として語られることもあります。そうした解釈は地域や文化によって幅があるため、この記事では「そういう意味で語られることもある」と受け止め、暮らしの中で楽しみやすい意味に整理して紹介します。
クリスマスリースの由来と歴史
リースそのものは古くからある輪飾り
リースは、花、葉、枝、実などを輪の形にした飾りです。古代の文化では、月桂冠のように頭にかぶる冠、勝利や名誉を示す飾り、儀式や追悼の花輪など、さまざまな形で使われてきました。
つまり、リースという形そのものはクリスマス専用ではありません。季節や行事に合わせて素材を変えながら、人の暮らしや祈り、祝祭の場に取り入れられてきた輪飾りです。
クリスマス飾りとしては常緑樹と結びついた
クリスマスの飾りとしてリースが広がった背景には、冬の常緑樹を家や教会に飾る習慣があります。クリスマスツリーと同じように、冬でも緑を保つ枝を室内に取り入れることで、寒い季節の中に生命感や光を感じさせる役割を持ちました。
現代のクリスマスリースは、宗教的な飾りとしてだけでなく、玄関、リビング、店舗、レストラン、ホテルなどを彩る季節装飾としても定着しています。意味を知ると、ただかわいいだけでなく、冬の暮らしを明るくする飾りとして見方が少し変わります。
アドベントリースはクリスマスを待つための飾り
リースの中でも、キャンドルを組み合わせた「アドベントリース」は、クリスマス前の待降節を数える習慣と関係があります。待降節は、クリスマスを迎える準備の期間として、教会や家庭で大切にされてきました。
現代的なアドベントリースの形は、19世紀ドイツの Johann Hinrich Wichern と結びつけて説明されることが多く、子どもたちがクリスマスまでの日数を待つために、輪とキャンドルを使ったとされています。現在は、4本のキャンドルでクリスマス前の4週を表す形がよく知られています。
ただし、家庭で玄関にかける一般的なクリスマスリースと、キャンドルを灯すアドベントリースは、飾り方も扱い方も違います。キャンドルを使う場合は、火気への注意が必要です。
形・色・素材に込められる意味
グリーンは生命力や希望を表す色
クリスマスリースの中心になるグリーンは、冬でも葉を保つ常緑樹の色です。モミ、ヒバ、ヒイラギ、ユーカリ風の葉などは、冬らしさを出しながら、落ち着いた印象を作ります。
本物の枝を使うと香りや自然な質感を楽しめますが、乾燥すると葉落ちしやすくなります。長く飾りたい場合や屋外に飾りたい場合は、フェイクグリーンや屋外対応の素材を選ぶと扱いやすいです。
赤は実ものやリボンで華やかさを足す色
赤は、クリスマスリースでよく使われるアクセントカラーです。ヒイラギの実、赤いリボン、オーナメント、ポインセチア風の花などで取り入れると、一気にクリスマスらしくなります。
ただし、ヒイラギなどの実ものは、子どもやペットが口にしない場所で使いましょう。心配な場合は、フェイクの実や布リボン、割れにくいオーナメントで赤を加える方法もあります。
白・金・銀は冬らしさや上品さを出す色
白は雪や清らかさを連想させ、金や銀は光や華やかさを添えます。グリーンと赤だけだと強く見えすぎる場合は、白、金、銀を少し足すと大人っぽくまとまります。
色数は多くしすぎないほうが、リース全体が整って見えます。初心者なら、グリーンを土台に、赤と金、白と銀、赤と白のように2色から3色でまとめると失敗しにくいです。
松ぼっくり・木の実・リボンは雰囲気を決める素材
松ぼっくりや木の実を使うと、ナチュラルで落ち着いたリースになります。リボンやベルを使うと、華やかでかわいらしい印象になります。
ドライ素材、紙、布リボン、乾いた枝は燃えやすい素材です。キャンドル、ストーブ、ヒーター、コンロ、熱を持つ照明の近くには飾らないようにしてください。
クリスマスリースはいつからいつまで飾る?
日本では11月下旬から12月上旬に飾り始めることが多い
日本では、ハロウィンが終わったあとから街の装飾が少しずつクリスマスへ変わり、11月下旬から12月上旬にリースを飾り始める家庭や店舗が多いです。
宗教的な意味にこだわらず季節飾りとして楽しむ場合は、クリスマス気分を楽しみたい時期に出して問題ありません。生の枝を使う場合は、乾燥や葉落ちを考えて、飾る期間を短めにすると扱いやすいです。
片付けはクリスマス後から年末が目安
日本では、12月25日を過ぎるとお正月飾りへ切り替える家庭や店舗が増えます。そのため、クリスマス後から12月28日ごろまでに片付ける方が多いでしょう。
ただし、これは日本の生活習慣に合わせた目安です。地域や家庭によって、クリスマス当日の夜に片付ける場合もあれば、年末まで飾る場合もあります。大切なのは、飾りの状態と、次の季節行事とのバランスです。
キリスト教圏では宗派や地域で期間が異なる
キリスト教の暦では、クリスマス前の待降節、クリスマス当日から続く降誕節、1月の公現祭など、複数の考え方があります。そのため、リースをいつまで飾るかは宗派や地域によって異なります。
「海外では必ず1月まで飾る」「クリスマスが終わったらすぐ片付ける」と一律に言い切るよりも、家庭や地域の習慣に合わせて考えると自然です。日本で季節インテリアとして飾るなら、年末のお正月準備に合わせて切り替えるのが扱いやすいでしょう。
飾る場所と飾り方の注意点
玄関ドアに飾るなら重さと固定方法を見る
玄関ドアに飾る場合は、リースの重さと固定方法を確認します。ドアフック、マグネットフック、粘着フック、リボン吊りなどがありますが、ドアの素材や表面加工によって合う方法が違います。
賃貸住宅や傷をつけたくないドアでは、穴を開ける方法は避け、跡が残りにくいフックやリボンを選びましょう。風が強い場所では、リースが揺れてドアに当たらないよう、下側を軽く固定すると安心です。
室内なら直射日光と暖房を避ける
リビング、廊下、棚上、壁面などに飾る場合は、直射日光と暖房の風が当たらない場所を選びます。生の枝やドライ素材は乾燥しやすく、造花やリボンも強い日差しで色あせることがあります。
プリザーブドフラワーも、高温多湿や直射日光を避けて飾ることが基本です。詳しい扱い方は、プリザーブドフラワーの保存方法でも紹介しています。
キャンドルや電飾を使う場合は火気に注意する
キャンドルをリースと一緒に飾る場合は、炎が葉やリボンに届かない距離を取り、火をつけたまま離れないようにしてください。ドライ素材や紙、リボン、乾いた枝は燃えやすい素材です。
電飾を使う場合は、コードや電池ボックス、ライトの発熱を確認します。屋外に飾るなら屋外対応の表示があるものを選び、古いコードや傷んだライトは使わないようにしましょう。火を使う飾りに不安がある方は、ボタニカルキャンドルの安全な楽しみ方も確認しておくと安心です。
子どもやペットがいる家庭は実ものを高い位置へ
ヒイラギの実、細かいオーナメント、ワイヤー、リボンの端などは、子どもやペットが触ったり口にしたりしない位置に飾ります。落ちた実や飾りは、見つけたら早めに片付けましょう。
特にペットがいる家庭では、本物の実ものや植物を避け、フェイク素材や実なしのデザインを選ぶ方法もあります。見た目の華やかさだけでなく、家族構成に合う安全な飾り方を選びましょう。
手作りするなら意味を知って材料を選ぶ
クリスマスリースは、意味を知ってから作ると材料選びが楽しくなります。生命力を感じるグリーンを多めにする、赤い実やリボンで華やかにする、白や銀で冬らしくまとめるなど、込めたい雰囲気に合わせて選べます。
初めて作る方は、つるやラタンの土台に、フェイクグリーン、軽いオーナメント、リボンを組み合わせる方法が扱いやすいです。具体的な材料や手順は、クリスマスリースの作り方で詳しく解説しています。
夏向けのリースや季節を変えた飾り方を知りたい方は、サマーリースの作り方も参考になります。ドライ素材を使う場合は、ドライフラワーの飾り方と注意点も確認しておきましょう。
クリスマスに花を飾る・贈るなら
クリスマスリースは、玄関や壁を飾る季節アイテムです。一方で、ギフトとして花を贈りたい場合は、完成品のプリザーブドフラワーも選びやすいです。水やり不要で、届いたあとすぐ飾れるため、相手の手間を増やしにくい花ギフトになります。
クリスマスらしさを出すなら、赤、白、グリーン、ゴールドに近い色合い、棚やデスクに置きやすいサイズ、メッセージを添えられる商品が選びやすいです。プリザーブドフラワーの基本は、プリザーブドフラワーとは?でも紹介しています。
はな物語のクリスマス向けギフトは、クリスマスプレゼント特集からも選べます。季節の飾りと一緒に花を添えたい方は、はな物語のプリザーブドフラワーギフトもご覧ください。
クリスマスに飾りやすい花ギフト
ここでは、クリスマスリースの意味を知ったうえで、赤い花を飾りたい方や、季節感のある花ギフトを贈りたい方に向けて、赤を基調にしたプリザーブドフラワーを紹介します。価格と在庫は2026年6月17日に公開商品ページで確認した情報です。
赤い花でクリスマス感を添える:メッセージフラワーダイス(レッド)【送料無料】
メッセージフラワーダイス(レッド)【送料無料】は、赤いプリザーブドフラワーをダイス型の器に飾ったギフトです。価格は4,980円。クリスマスカラーを小さく取り入れたい方、メッセージ性のある花を贈りたい方に向いています。
小さく飾りやすい:メッセージフラワーキューブ(レッド)【送料無料】
メッセージフラワーキューブ(レッド)【送料無料】は、赤い花をコンパクトに飾れる小さめギフトです。価格は3,980円。棚やデスクにも置きやすく、クリスマスリースと一緒に赤を添えたいときにも選びやすい一品です。
壁や棚まわりに飾りやすい:ホワイトウッドフレーム(レッド)【送料無料】
ホワイトウッドフレーム(レッド)【送料無料】は、白いフレームに赤い花を合わせたインテリアギフトです。価格は13,800円。リースのように壁や棚まわりの印象を変えたい方、クリスマスの贈り物として少し特別感を出したい方に向いています。
そのほかのクリスマス向けギフトは、クリスマスプレゼント特集からも選べます。クリスマス前は配送が混み合いやすいため、最新のお届け案内は商品ページと特集ページで確認してください。
よくある質問
クリスマスリースは宗教的な意味で飾らないといけませんか?
いいえ。キリスト教の背景を持つ飾りとして説明されることはありますが、日本では季節のインテリアや玄関飾りとして楽しむ方も多いです。意味を知ったうえで、暮らしに合う形で飾れば問題ありません。
クリスマスリースは玄関に飾るものですか?
玄関に飾ることが多いですが、必ず玄関でなければならないわけではありません。室内の壁、リビング、廊下、棚上、テーブルまわりなどにも飾れます。直射日光、暖房、火気、子どもやペットの手が届く場所は避けましょう。
クリスマスリースはいつ片付ければよいですか?
日本で季節飾りとして楽しむなら、12月25日以降から年末のお正月準備に入る前までが目安です。キリスト教圏では宗派や地域で考え方が異なるため、宗教的な意味で飾る場合は所属する教会や地域の習慣に合わせるのがよいでしょう。
本物のヒイラギや赤い実を使っても大丈夫ですか?
見た目はクリスマスらしくなりますが、実ものは子どもやペットが口にしない場所で使いましょう。心配な場合は、フェイクの実、赤いリボン、オーナメントで色を足す方法もあります。
手作りリースとプリザーブドフラワーはどちらがギフト向きですか?
手作りリースは季節感があり、作る時間も楽しめます。ただし、強度や飾る場所への配慮が必要です。きちんとした贈り物にしたい場合や、相手にすぐ飾ってもらいたい場合は、完成品のプリザーブドフラワーが選びやすいです。
参考にした情報
- Gardeners’ World「14 Christmas wreath ideas」
- Gardening Know How「How to Make an Advent Wreath」
- AP News「Tips for keeping holiday greenery fresh longer」
- NFPA「Winter holidays」
- USFA「Holiday Fire Safety」
- United Methodist Church「What do the candles in our Advent wreath mean?」
- LCMS「Worship and Congregational Life FAQ」
- USCCB「Blessing of an Advent Wreath」
- ASPCA「American Holly」
- Poison Control「Holly berries」
- クリスマスリースの作り方
- プリザーブドフラワーの保存方法





